パルメイラス、アリアンツ・パルケに南米最大のスポーツイノベーションセンターを整備
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サンパウロのアリアンツ・パルケ
サンパウロのアリアンツ・パルケ (画像:AllianzParque)

ブラジルのサッカー、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(1部)のSEパルメイラスは、本拠地のアリアンツ・パルケ内に南米最大規模のスポーツ関連スタートアップ企業を集めた「アレーナ・ハブ(Arena Hub)」を開設する。

アレーナ・ハブは、スタジアム北西側の4,000㎡のスペースに整備され、2020年上半期中のオープンが予定されている。100社を超えるスタートアップ企業を集め、スポーツ界が直面する様々な課題を解決するための革新的なソリューション開発を促進する狙いだ。経済面だけでなく、社会的にも大きなインパクトを残すことが期待されている。

このアレーナ・ハブ整備プロジェクトは、サンパウロ州政府とサンパウロ州サッカー連盟(FPF)の共同事業として発足し、プロフェッショナルサービス企業のアーンスト・アンド・ヤング(Ernst & Young)社と2シンプル(2simple)社も参加。また、グローバル・スタートアップ・プラットフォームのWeWork Labsがアレーナ・ハブの設計、運営、そしてスタートアップ企業や大企業が集まる環境整備を担当する。

アレーナ・ハブが掲げる事業テーマは、ファン・エンゲージメント、人材パフォーマンス、空間とスマート端末、エンパワーメント、ビジネス・インテリジェンス、eスポーツ、メディアとコンテンツ、そしてビジネスが社会に与えるインパクトの8分野で、開発における様々な段階で、追加出資を必要とするスタートアップ企業にアクセラレータープログラムによる支援を提供する。

アレーナ・ハブ整備事業のエグゼクティブ・ディレクター、マルデン・メネゼス氏は次のように話した。

「アレーナ・ハブは、プロの専門家やスタートアップ企業、投資家、そしてエコシステムを支える大企業が集まり、デジタル社会の変革に繋がるような野心的なスポーツ関連プロジェクトや会社、テクノロジー事業の立ち上げ、サポート、そして追加出資を応援するテクノロジー・ビジネスハブです。

アレーナ・ハブ事業を通じ、優良な経営慣行を奨励し、新世代のビジネスリーダーを生み出すことで、人々や企業を繋意でいくことを目指しています」

アリーナ・ハブの運営資金は、民間企業のスポーンサーシップによって調達する予定で、出資金額に応じてスポンサー特典の内容が変わる仕組みになる。スポンサー企業は、アリーナ・ハブで開発された技術やイノベーションの恩恵を享受するだけでなく、ハブ内のスタートアップ企業に社内の課題を解決してもらうことも可能だ。

また、メネゼス氏は民間投資の重要性を訴えた。

「私たちは、社会改革や産業の成長、そして経済と社会に与えるインパクトを生み出すには、民間プロジェクトが大きな役割を果たすと考えており、公共投資については考えていません」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - ALLIANZ PARQUE TO HOST LATIN AMERICA'S LARGEST SPORTS INNOVATION CENTRE

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