スペインのサッカー、ラ・リーガ(1部)のレアル・ソシエダが装い新たに改修された本拠地に戻ってきた。クラブはスタジアムの改修工事竣工に向け、シーズン開幕直後の3試合をアウェーで戦っていたが、2019年9月15日の杮落としでは、34,719人の観客の前でアトレティコ・マドリードに2-0で勝利した。
レアル・ソシエダの本拠地は、1993年にエスタディオ・アノエタとして開場したが、同スタジアムのピッチ周囲には陸上用トラックが設置されていたことから、クラブはサッカー専用スタジアムへの改修を決定。収容人数は32,000人から40,000人に増えた。
陸上用トラックが取り除かれ、ピッチのすぐ近くまで観客席を新たに設置した同スタジアムは「レアレ・アレーナ」として生まれ変わり、2019-20シーズンのシーズンパス販売数は32,000枚となった。
レアル・ソシエダのホキン・アペリバイ会長は、スタジアムの改修について次のように話した。
「クラブとして成長し、欧州の舞台で活躍していくためには陸上用トラックの除去は不可欠でした。なにしろ、以前は陸上用トラックがあることで、ピッチ上で繰り広げられるアクションから42mも離れていたのですから、ファンやサポーターの皆様の情熱あふれる応援も届きにくかったわけです。
レアル・ソシエダでは、ユースやアカデミーの頃から選手たちに勝利のために全力を尽くすよう教え込んでいるので、この新たに生まれ変わったスタジアムが彼らの活躍を後押ししてくれるものと信じています」
レアル・ソシエダは、8月にイタリアの保険会社のレアレ・セグロス(Reale Seguros)社とスタジアムのネーミングライツ(命名権)に関する契約を締結していた。同社はこれまでにも、2012年からクラブとビジネスパートナーシップ契約を結んできた経緯がある。なお、スペインのサッカースタジアムの命名権を獲得した保険会社は同社が初めてとなる。
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元記事 - REAL SOCIEDAD RETURNS TO REVAMPED STADIUM
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