ブライトンのAMEXスタジアムも完全キャッシュレス化へ
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(画像:JamesBoyes)

イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCは、今後数ヶ月以内に本拠地「アメリカン・エキスプレス・コミュニティスタジアム(AMEXスタジアム)」をキャッシュレス化する方針を発表した。

ブライトンは、スタジアムスポンサーであるアメリカン・エキスプレス(American Express)社とケータリング・パートナーのソデクソ(Sodexo)社と協働し。2020年8月までに同スタジアムで開催されるすべてのスポーツ試合やイベントで、キャッシュレス決済のみ利用できる環境を整備していく予定だ。

キャッシュレス化の第1段階として、ブライトンは2019年9月14日に開催されたバーンリー戦で、東スタンド上層階の売店と、それ以外のすべてのホーム席コンコースの中央売店でデビットカードまたはクレジットカード決済のみ受け付けた。

ブライトンのポール・バーバー最高経営責任者(CEO)兼副会長は、キャッシュレス化の推進について次のように話した。

「クラブが実施した調査によると、AMEXスタジアムにおける現金決済の平均所要時間は167秒で、カード決済の83秒と比べて長過ぎるといえます。

スタジアムを完全キャッシュレス化することで、現在、現金決済に掛かっている時間を半減することができます。これは非常に大幅な向上となるので、新たに整備されるスタジアムがキャッシュレス化を前提としていることも頷けます」

クラブは既に今年の完全キャッシュレス化を見据え、Wi-FiやPOSシステムの整備に大きな先行投資をしており、今シーズンの最初のホーム戦2試合で新たなハード機器の導入、ソフトウェアのアップグレードや実証実験を実施している。

バーバーCEO兼副会長は、次のように付け加えた。

「ハーフタイムや試合終了直後など、混雑のピーク時のサービス提供に要する時間短縮は、すべての人にとって有益です。

スタジアムが完全キャッシュレスだと、運営も簡易化され、セキュリティも向上します。飲食販売においてはソデクソとクラブ両方にとってコスト減になり、結果的に商品の値段も抑えることができます。まだ現金での支払いを希望されるお客様がいらっしゃることも十分承知していますが、決済技術はものすごい速度で進化しており、最終的には多くのお客様に有益な方法を選択した次第です」

今シーズンは、ブライトンと同じプレミアリーグのシェフィールド・ユナイテッドやレスター・シティも本拠地スタジアムの完全キャッシュレス化を発表した。

アメリカン・エキスプレスは2019年8月にブライトンとのスポンサー契約を更新しており、これにはAMEXスタジアムのネーミングライツ(命名権)契約やクラブのユニフォーム・スポンサー契約の更新も含まれる。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - BRIGHTON'S AMEX STADIUM TO GO CASHLESS

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