グルーポ・パチューカ、新スタジアム建設事業にFCCコンストラクシオンの参加を希望
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ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ
ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ (画像:HKS Architects)

メキシコのサッカー、リーガMX (1部)のクラブ・レオンの親会社であるグルーポ・パチューカ(Grupo Pachuca)社は、同クラブの新スタジアム建設計画の今後のスケジュールについて言及した。また、加えて、メキシコ屈指の大富豪であるカルロス・スリム氏の参加を希望していることも表明した。

クラブ・レオンは2018年9月に、グルーポ・パチューカが計画する大型多目的施設開発事業の一環として、35,000人収容の新スタジアム「ヌエボ・エスタディオ・レオン」の建設計画があることを発表した。その後の入札では、マンハッタン・インターナショナル・コンストラクション・カンパニー(Manhattan International Construction Company)社とHKSアーキテクツ(HKS Architects)社が事業を落札したが、今回の発表では新スタジアムの整備事業が3段階で実施されることが判明した。

ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ
ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ (画像:HKS Architects)

まず、第1段階として、35,000人収容の新スタジアムが建設される。クラブ・レオンの現在の本拠地「エスタディオ・レオン」の収容人数は31,000人で、クラブは1967年の開場以来、同スタジアムをホームスタジアムとして利用している。

第2段階では、スタジアムに併設され、300室の客室で構成されるホテル、小売店舗、公共利用のフィットネスジムが整備され、最終段階となる第3段階でサッカー大学と専門医療機関が整備される流れだ。

ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ
ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ (画像:HKS Architects)

2019年5月、スペインのサッカー、ラ・リーガ(1部)のレアル・マドリードCFは、本拠地「エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ」の大規模改修事業で、スリム氏が所有するスペインの建設会社のFCCコンストラクシオン(FCC Construcción)社を建設業者として選定した。

また、FCCコンストラクシオンは近年、レアルのライバルであるアトレティコ・マドリードの新スタジアムであるワンダ・メトロポリターノも手掛けていることから、グルーポ・パチューカのヘスス・マルティネス・パティーニョ会長は、スリム氏にヌエボ・エスタディオ・レオンを建設してほしいと要求している。

ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ
ヌエボ・エスタディオ・レオンの完成イメージ (画像:HKS Architects)

パティーニョ会長は、メキシコのメディア会社のグルーポ・レフォルマのインタビューに対し、次のように語った。

「新スタジアムの最終デザインは11月中には完成する予定です。世界でも類を見ない非常にユニークなデザインになるため、私たちとしてはカルロス・スリム氏の建設会社に新スタジアムを建ててほしいと願っています」

2018年の計画発表時は、2019年の夏には第1段階の工事が起工し、2021年下半期または2022年上半期には新スタジアムが完成すると想定されていた。

パティーニョ会長は、新たな工期について次のように話した。

「現状では、2020年の1月か2月に第1段階が起工することになると考えています。その後、第1段階に2年、第2段階に8ヶ月、そして第3段階が完了するのに3年ほどの時間を要するでしょう」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - GRUPO PACHUCA TARGETS SLIM INVOLVEMENT FOR NUEVO ESTADIO LEÓN

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