FCコペンハーゲン、Netflix型の月額制シーズンパスで新たな若手ファンの獲得に成功
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FCコペンハーゲンの本拠地「テリア・パルケン」
FCコペンハーゲンの本拠地「テリア・パルケン」 (画像:Pathfinder77)

デンマークのサッカー、スーペルリーガ(1部)の強豪・FCコペンハーゲンのマーケティング&事業開拓部長のヤコブ・ラウエセン氏は、シーズンパスの購入決済方法として、アメリカの映像ストリーミング大手「Netflix」が採用している月額制を導入することで、若い世代の新たなファン層の開拓が可能になると話した。

FCコペンハーゲンは、従来の方法で販売していたシーズンパスの売上が落ちる中、Netflix型の月額制を平行導入したところ、シーズンパスの売上が大きく向上した。導入後の12ヶ月間で、月額制シーズンパスの退会率は、従来のシーズンパス登録状況に比べてわずか1.5%と少なかった。また、平均観客動員数はここ10年で初めて増加し、チケット購入客数も40%増となった

ラウエセン氏はTheStadiumBusiness.comに対し、次のように説明した。

「最大の利点は、1年中マーケティング・キャンペーンを打ち続けることができるようになることです。最初は、従来のシーズンパス購入客と同じようなパターンを予測していましたが、良い意味で見事に裏切られました。月額制のシーズンパス保有者は退会せずに、むしろアップグレードする傾向があるのです。

月額制はいわば12ヶ月間の分割払いで、18~30歳の若いファン層が多く購入しています。」

また、2018年シーズンに新たな入会したシーズンパス保有者の80%が月額制に登録していることも、若く新しいファン層への訴求力が高かったを示している。

ただ、ラウエセン氏は、従来のシーズンパスは今後も継続して販売していくとし、今後数ヶ月間で月額登録制のパスの商品タイプを増やしていく意向を明らかにした。

「従来のシーズンパスは今後も商品として販売していきます。特に欧州カップ戦が含まれる、最も高額なタイプのものについては、これまでどおりの販売形態を適用する予定です。

なお、欧州カップ戦が木曜日に開催された直近の日曜日の試合など、クラブによって来場率が低いと試算された国内試合については、より多くのチケットを一般販売にまわしていきます。

今後は、シーズンを通じてバランスよく収益を確保できる方法を見出していくことが必要になります。(シーズンが開幕する)8月に現金を多く必要とすることがないように、安定して収益を上げていくことが大事になります。」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - 'NETFLIX' SUBSCRIPTION MODEL CAN RETAIN YOUNGER FANS

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