仏ニームの新スタジアム、年間1000万ユーロの収益確保を目指して複合化が決定
仏ニームの新スタジアム、年間1000万ユーロの収益確保を目指して複合化が決定

仏ニームの新スタジアム、年間1000万ユーロの収益確保を目指して複合化が決定

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住宅・商業施設と隣接するスタッド・ネマウススの完成イメージ
住宅・商業施設と隣接するスタッド・ネマウススの完成イメージ (画像:Stade Nemausus)

フランスのサッカー、リーグ・アン(1部)のニーム・オリンピックは、新たに建設を計画している収容人数15,000人の新スタジアムのデザイン案を公表した。

新スタジアムのスタッド・ネマウススは、ニームの現在の本拠地「スタッド・デ・コスティエール」が建つ土地に整備される予定で、クラブは2019年6月に同スタジアムを購入したばかりだ。今後、1989年に開場したスタッド・デ・コスティエールを解体し、新スタジアムを建設する。

新スタジアムは、ニームと同じくリーグ・アンに所属するLOSCリール・メトロポールの本拠地「スタッド・ピエール=モーロワ」を設計した建築設計事務所のヴァローデ&ピストレが設計し、スタッド・デ・コスティエール解体の2年後となる2023年に開場する予定だ。

ローマのコロッセオをモチーフにした外観デザイン
ローマのコロッセオをモチーフにした外観デザイン (画像:Stade Nemausus)

ニームのラニ・アサフ会長は会見の中で、新スタジアムは大型の住宅・商業施設の一部であることを明かし、スタジアム以外の部分で年間約1000万ユーロ(約11億7,500万円)収益を見込んでいるとした。また、アサフ会長は複合施設全体の建設費が2億ユーロ(約235億円)以上になり、その内、スタジアム単体の建設費は5500万ユーロ(約64億6,600万円)になると話した。

同氏は、新スタジアムの命名権は売却対象にしないと認めた上で、次のように話した。

「2021年までは今までどおり、スタッド・デ・コスティエールを本拠地として活動し、その後、2023年からは新スタジアムに拠点を移します。スタジアムの運営と管理はクラブが1年間365日単独で行ない、年間で約1000万ユーロの収益を目標としています」

住宅・商業施設とスタジアムの間に整備される中央広場
住宅・商業施設とスタジアムの間に整備される中央広場(画像:Stade Nemausus)

ニームの複合施設は、高齢者や学生向けの800戸の住宅マンション、延床面積20,000㎡におよぶオフィスや店舗スペース、アコーホテル(Accor Hotel)、博物館、高等教育機関などで構成される。また、歩行者天国の中央広場にはバーやレストランが整備され、スタジアムの観戦スタンドよりも高い展望デッキへと繋がるエスカレーターも設置される。

最上階レベルの展望デッキ
最上階レベルの展望デッキ (画像:Stade Nemausus)

アサフ会長は展望デッキについて次のように説明した。

「スタジアムの最上階レベルに設置する展望デッキはかなりユニークなコンセプトです。ニームの街とスタジアムを両側で楽しむことができ、まさに劇場のような雰囲気を味わえます」

(画像:Nîmes Olympique)

※金額はすべて2019年8月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - NÎMES TARGETS €10M ANNUAL REVENUE BOOST THROUGH NEW STADIUM

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