学生たちがアイディアで競ったUEFAイノベーション・チャレンジ、スタジアム体験を向上するRFIDリストバンドが優勝
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2019年UEFAイノベーション・チャレンジで優勝した「ユーロバンド」
2019年UEFAイノベーション・チャレンジで優勝した「ユーロバンド」(画像:UEFA.com)

欧州サッカー連盟(UEFA)が2024年に開催する欧州選手権(EURO 2024)のマッチデー体験向上を目指し、120人以上の経営学(MBA)院生がアイディアを出し合ったUEFAイノベーション・チャレンジ(UEFA Innovation Challenge)が開催され、無線自動識別(RFID)リストバンドの「Euroband(ユーロバンド)」を提案したチームが優勝した。

ユーロバンドは、イベント会場となるスタジアム周辺に設置されたタグを自動識別、追跡するコンタクトレス(非接触型)技術を駆使したウェアラブル端末で、試合のチケットととして使用できるほか、大会期間中の家族の位置情報などを追跡することも可能だ。

また、スタジアム内や公式ファンゾーンで販売される飲食商品やグッズなどの購入にも使用できる仕組みになっている。

今回のイノベーション・チャレンジには全18チームが参加。各チームが斬新なアイディアを提案し、それを支えるビジネスモデルを構築、そしてUEFAの専門家との協議を経て、最終案をUEFAの有識者で構成される審査チームに発表した。

今年は120人以上のMBA院生が参加した
今年は120人以上のMBA院生が参加した (画像:UEFA.com)

UEFAの財務サステナビリティ&調査担当マネージング・ディレクター、アンドレア・トラヴェルソ氏は次のように話した。

「2019年UEFAイノベーション・チャレンジは、学生たちの学びをサポートしつつ、彼らのスキルや洞察力、知識を活用するユニークな機会となりました。

消費者やサッカーファンの嗜好傾向が今まで以上に目まぐるしく変化する現代社会において、UEFAが今後も時代の最先端にいるためには、サッカーの中核事業の外側にいる人々の洞察力が必要不可欠なのです」

2019年UEFAイノベーション・チャレンジにはUEFA、シンクスポーツ(ThinkSport)社、IMDビジネススクールのMBA院生、そしてローザンヌ美術大学ECAL(ECAL/University of Art and Design Lausanne)のデザイン学科専攻学生が参加。審査チームはサッカーファンにとっての利便性、(実現可能性を含む)事業価値、独創性、最終発表における論拠と有効性の質といった評価基準に従って優勝チームを選定した。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - STUDENTS DESIGN RFID WRISTBAND TO BOOST EURO 2024 FAN EXPERIENCE

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