イタリアのサッカー、セリエA(1部)のカリアリ・カルチョは、2017~2021年の期間限定で使用しているサルデーニャ・アレーナにおけるプラスチック製カップの使用を廃止するために、新たな取り組みを導入した。
サルデーニャ・アレーナは、カリアリが本拠地の「スタディオ・サンテーリア」の改修期間中だけ本拠地利用している仮設スタジアムで、収容人数は16,233人。同クラブのホーム戦以外にも、イタリア代表の試合も開催している。
クラブによると、毎ホーム試合で約4,000個のプラスチック製カップが使用されていたが、2019年5月のSSラツィオ戦では新たにポリ乳酸(PLA)樹脂製のカップを導入した。プラスチックカップと同様の硬度をPLA樹脂のカップだが、後者は生分解性であることが大きく異なる特徴だ。
カリアリは、サルデーニャ・アレーナのホスピタリティエリアにも生分解性の皿や食器を導入するとしており、環境配慮型のスタジアム運営を目指している。また、同クラブはすでにサルデーニャ産ビールブランドのイクヌーザ(Ichnusa)やイタリアを代表する環境NGOのレギャンビエンテ(Legambiente)とパートナーシップを締結し、地域環境から廃棄物を撲滅する「イル・ノストロインペーニョ(#ILNOSTROIMPEGNO=我らがすべきこと)」運動にも参加している。
今回のPLA樹脂製カップ導入はセリエA初の取り組みとして注目を集めており、クラブは所属選手であるニコロ・バレッラとレオナルド・パヴォレッティが出演するプロモーション映像も発表している。
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元記事 - CAGLIARI CLAIMS SERIE A FIRST WITH ANTI-PLASTIC CAMPAIGN
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