全米で2番目となるプロラグビー専用スタジアムのアヴェヴァ・スタジアムが、テキサス州ヒューストンに完成した。開場1週間前には、スタジアムの建設現場で作業員が最終チェックや破片の清掃などを行ない、チームカラーのグレーと黄色のイスを設置。
2019年4月に開催された歴史的な杮落としの一戦では、メジャーリーグ・ラグビーに所属する地元のヒューストン・サーベルキャッツがシアトル・シーウルブズに10-52で敗れはしたものの、アヴェヴァ・スタジアムの開場はアメリカのラグビー関係者にとって長年の悲願が叶った瞬間だった。
今回完成したラグビー施設には、収容人数4,000人(3,200席)の同スタジアムを含む3面のラグビーフィールドが整備されている。総工費は1500万米ドル(約16.1億円)で、工期は起工式からわずか9ヶ月だった。
アメリカ初のラグビー専用スタジアムとして、12年前にコロラド州グレンデールで開場したインフィニティ・パークは、ワールドラグビーが定めるインゴールのサイズ条件を満たしていないが、アヴェヴァ・スタジアムはこの問題も解消済みだ。
施設を所有するヒューストン市は、43年間のリース契約で同スタジアムをヒューストン・サーベルキャッツに提供。スタジアムのネーミングライツ(命名権)は、産業ソフトウェア供給業者のアヴェヴァ(Aveva)社が2018年7月に獲得していた。
ヒューストン・サーベルキャッツのコーチ、ジャスティン・フィッツパトリック氏は、完成した新スタジアムについて次のように話した。
「新スタジアムでのプレーを本当に楽しみにしています。高い費用を払った甲斐があるというものです。クラブにとって新しい時代が始まるのです。」
※金額はすべて2019年6月下旬で換算
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元記事 - HOUSTON OPENS RUGBY-SPECIFIC STADIUM
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