イングランドのサッカー、EFLリーグ2(4部)のケンブリッジ・ユナイテッドFCは、収容人数12,000人の新スタジアムの最新デザインを公表した。
今回明らかになったデザインは、ケンブリッジ・ユナイテッドが不動産コンサルタントのステイス(Stace)社と建築設計事務所のKSS社と共に、ケンブリッジ市郊外の緑地帯の候補地を念頭に作成したもの。
クラブは、新スタジアム建設計画はまだ初期段階で、建築開発許可の申請や資金調達方法についても協議が始まったばかりだとしつつ、今回のデザイン案公表により、投資家が興味を持ってくれることに期待していると話した。新スタジアムは、サッカー以外にも音楽コンサートや会議が開催でき、地域住民による一般利用も可能とするなど、多目的かつ持続可能な施設を目指している。
ケンブリッジ・ユナイテッドは、デザイン案と共に公表した声明で次のように述べている。
「建設予定の新スタジアムへの移転計画が成功するには、いくつかの外的要因が機能する必要性があります。特に、ケンブリッジ市の新たなトラム交通網が整備され、新スタジアムとパーク&ライドの駅が東側の路線に組み込まれることによる市内の交通アクセス改善は大前提となります」
新スタジアムは、ケンブリッジ空港改修工事で空白地帯となるA14高速道路のジャンクション35付近に建設されることになる。
クラブは1932年以来、現在の本拠地で収容人数8,000人のアビー・スタジアムで試合を開催しており、新スタジアムへの移転は長年の夢だった。
2017年には、トランピントン・メドウズにスポーティング・ビレッジを整備し、そこに新スタジアムを建設する計画を建てたが、一度は提出した建築開発許可申請を取り下げた。
また、2019年にはアビー・スタジアム改修に加え、資金調達も兼ねた住宅マンション併設計画を立てるものの、全450戸のうちの40%を安価にしなくてはならない要件により、資金不足が発生する可能性が判明。プロジェクトチームと投資家グループのグレーター・ケンブリッジ・パートナーシップ(Greater Cambridge Partnership)が断念した経緯がある。
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元記事 - CAMBRIDGE UNVEIL NEW STADIUM VISUALS
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