エジプト政府、ポートサイド・スタジアムの未来について複数案を検討
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ポートサイド・スタジアム
ポートサイド・スタジアム (画像:Shorouknews)

エジプト北東部のポートサイド県がエジプト政府に対し、総工費20億エジプトポンド(約132億3700万円)の新スポーツスタジアム整備計画を提案したとエジプトの主要紙が報じた。

デイリーニュース・エジプト紙は、新スタジアム整備計画はディアー・コンサルト(Diaa Consult)社による調査完了を受け、青年・スポーツ省(Ministry of Youth and Sports)に提出されたもので、新興住宅地域の整備・販売による民間資金でスタジアムの建設費を調達できるといった計画内容が含まれていると政府関係者が伝えたと報じた。立地については2ヶ所が評価対象となり、プロジェクト管理会社についても1社が候補に挙がっているという。

ポートサイドには、1955年に開場したポートサイド・スタジアムがあるが、同スタジアムは2012年のエジプト・プレミアリーグのアル・マスリvsアル・アハリ戦で発生した暴動の舞台として知られている。70人以上の観戦客が命を落とし、エジプトのスポーツ史上最悪の惨事となった事件の記憶は新しく、新たなスタジアムが悪いイメージを払拭するきっかけとなることへの期待は高い。

ポートサイド・スタジアムはその後、改修を重ね、アル・マスリも昨年には再び同スタジアムを本拠地とすることができたが、今年エジプトで開催されたアフリカネイションズカップ2019の開催会場選定においては落選していた。デイリーニュース・エジプト紙は、ポートサイド・スタジアムの更なる改修について協議する委員会が結成され、総工費を試算するための調査と評価を終えたと報じた。

報道によると、委員会は、アフリカネイションズカップ2019開催に向けて改修されたカイロ国際スタジアム、6月30日スタジアム、アル・サラーム・スタジアム、イスマイリア・スタジアム、スエズ・スタジアム、そしてアレクサンドリア・スタジアムの改修事業と比較・検証した結果、ポートサイド・スタジアムを国際基準の施設に改修するための整備費は4億エジプトポンド(約26億4700万円)になると結論付けたという。

※金額はすべて2019年9月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - EGYPTIAN GOVERNMENT STUDYING PORT SAID STADIUM PLANS

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