フィンランド最大の屋内アリーナとして2021年に完成が予定されているタンペレ・デッキ・アリーナは、エナジードリンク大手のレッドブルとパートナーシップ契約を締結した。レッドブルはタンペレ・デッキ・アリーナのオフィシャル・エネジードリンク・パートナーとして、製品販売権を獲得したほか、同アリーナとの共同キャンペーンの展開も視野に入れる。
タンペレ・デッキ・アリーナは、タンペレ市の東西を結ぶ一大文化拠点として期待される大型施設で、フィンランド最大のスポーツ&イベントアリーナとなる。都市部に整備されることから、市民のライフスタイルや働き方にも大きな影響を与えるといわれている。2019年9月上旬に礎石が据えられ、正式に建設工事が着工した。収容人数は、13,000~15,000人だ。
同アリーナは2021-22年から、地元のアイスホッケーチームのタッパラとイルヴェスがホームアリーナとして使用することが決まっており、また、2022年アイスホッケー世界選手権のメイン会場にも選定されている。レッドブルのフィンランド担当マネージャー、ペットリ・パルタ氏は、タンペレ・デッキ・アリーナとのパートナーシップについて次のように話した。
「レッドブルは2018年、フィンランドのアイスホッケー最高峰リーグのリーガと提携し、20歳未満の若い選手の活躍を奨励する『レッドブル・ラェピムルト(Red Bull Läpimurto)』を立ち上げました。このアイスホッケーへの投資事業を皮切りに、今回、新たにタンペレ・デッキ・アリーナとパートナーシップを締結したことで、実際の試合の興行にも関与することができるようになります。
また、スポーツ以外においても、フィンランドを代表するフェスティバルやアーティストと共に、地元の文化を支援する事業を実施していきたいと考えています。15,000人もの来場客を収容するタンペレ・デッキ・アリーナは、お客様のイベント体験を次のレベルに昇華させるのに最適な環境といえるでしょう」
タンペレ・デッキ・アリーナ関連のパートナーシップ契約を管理するスタースクオッド(Starsquad)社のミカ・スリン氏は、次のように話した。
「レッドブルとのパートナーシップは、タンペレ・デッキ・アリーナの国内外におけるマーケティング、イベント、アドベンチャー事業などのパートナーネットワークにとって、非常に素晴らしいことです」
建設工事の第1段階では、北側の鉄道操車場をデッキが覆い、アリーナと練習用アイスリンク、ホテル、高層ビル2棟が整備される。南側デッキと高層ビル3棟は第2段階で整備される予定だ。
タンペレ・デッキ・アリーナは生活拠点としての側面も持ち合わせており、最終的にアリーナ周辺には約1,000戸の住宅マンション物件が整備されると試算されている。同アリーナは、タンペレ市、SRV社、投資会社のOP社とラェヒ・タピオラ(LähiTapiola)社で構成されるコンソーシアムが所有することになる。
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元記事 - RED BULL PARTNERS UP WITH TAMPERE DECK ARENA
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