ドイツのサッカー、ブンデスリーガ(1部)のFCシャルケ04は、本拠地「フェルティンス・アレーナ」の建設費の融資金を完済したと発表した。
フェルティンス・アレーナの建設事業は、ドイツの主要スポーツ施設としては初となる、完全な民間投資で実施されたケースだった。2001年8月に開場した同スタジアムの総事業費は1億9100万ユーロ(約227億6400万円)で、融資額は1億2300万ユーロ(約146億8300万円)だったが、シャルケは2019年7月上旬に最後の賦払金の支払いが完了したことを明らかにした。
ドイツ屈指のスタジアムであるフェルティンス・アレーナは、クラブ史上最大の投資プロジェクトもあった。建設事業以外の部分においても、シャルケは継続的に同スタジアムのアップグレード改修に投資を繰り返し、現在までにその収容人数は当初の60,204人から62,271人まで増加している。
また、2016年には無料Wi-Fiの提供を開始し、センターハング式4面ビジョンも交換。2018年にはLEDナイター照明を導入した。
フェルティンス・アレーナの建設計画から竣工まで、すべてに関わったシャルケのピーター・ピータース最高財務責任者(CFO)は、次のように話した。
「20年前、クラブは勇気を持って投資し、新たな価値を創出しました。フェルティンス・アレーナの建設は、シャルケ04というクラブにとって歴史的な転換点でした。現在でも、フェルティンス・アレーナは最上級の施設要件を満たす素晴らしいスタジアムで、今後数十年にわたってシャルケのホームとして愛され続けることでしょう」
※金額はすべて2019年 8月上旬で換算
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元記事 - SCHALKE FINISHES PAYMENTS ON LANDMARK VELTINS-ARENA
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