サモア政府、ラグビー専用の新スタジアム整備を検討
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サモアのアピア・パーク
サモアのアピア・パーク (画像:Samoa2019)

ポリネシアのラグビー強豪国、サモアの政府関係者は、首都アピアの陸上競技場「アピア・パーク」の悪条件に対する懸念の声が高まる中、ラグビーの同国代表の新たな本拠地整備を検討していることを明らかにした。

現在、サモア代表が本拠地として使用しているアピア・パークの収容人数は12,000人で、開場は1924年。2015年にアピアで開催されたコモンウェルス(英連邦)ユースゲームズに合わせて改修された。

2019年7月には、南太平洋諸国が参加する総合競技大会「パシフィックゲームズ」がアピアで開催され、アピア・パークはメイン開場として使用されたばかりだ。また、7月27日には、ワールドラグビーパシフィック・ネーションズカップのサモアvsトンガ戦がアピア・パークで開催されたが、前述のパシフィックゲームズで多く利用されたこと、そしてアピアで豪雨が降ったことに起因するピッチコンディションの酷さを理由に、同試合を中止にすべきだという声も挙がった。

サモアのスポーツ大臣、ロアウ・ケネティ・シオ氏はRadioNewZealandに対し、「沼地のような」アピア・パークではない別の場所に、新スタジアムを整備する必要性を訴えつつ、次のように話した。

「現在、アピア・パークを離れ、他競技の施設が集約しているツアナ・イマトにラグビー専用の新スタジアムを整備できないか検討しています。

アピア・パークは沼地のような場所にあり、悪天候発生後はピッチコンディションを簡単には改善できない状態で、立地条件が最適とはいえません。私たちも非常に懸念しており、ツアナ・イマトに早急に移転できるよう、議会が可決できる計画を立案しているところです」

ロアウ・ケネティ・シオ大臣は、新スタジアムが2022年までに整備されることを望んでいるとしたうえで、建設費についてはニュージーランドに資金援助を要請する予定だとした。新スタジアムの収容人数についての詳細は明らかにされていない。

7月27日の試合については、主催者であるワールドラグビーが24日までに予定通りの開催を了承していたものの、悪天候が続いたことでピッチが湿地帯の様な状態になり、多くの批判が寄せられていた。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - SAMOA GOVERNMENT STEPS UP PLANS FOR NEW RUGBY STADIUM

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