アルゼンチンのサッカー、スーペルリーガ・アルヘンティーナ(1部)のCAリーベル・プレートは、7月上旬にブエノスアイレスの気温が下がり、寒さが増したことに伴い、本拠地のエスタディオ・モヌメンタル・アントニオ・ベスプチオ・リベルティ(通称:エル・モヌメンタル)を市内の路上生活者に開放した。
66,000席のエル・モヌメンタルはブエノスアイレスの象徴的なランドマークで、今回は同スタジアムのトレーニングジムが路上生活者を受け入れるシェルターとなった。
暖かい衣服や食料、毛布などが寄付され、利用者はスタジアムで安心して一夜を過ごすことができた。今回の取り組みは、ホームレス支援団体のレッド・ソリダリア(Red Solidaria)とリーベル・プレートの共同プロジェクトとして実施された。
レッド・ソリダリアの創業者のフアン・カール氏は、リーベルの取り組みについて次のように話した。
「日没時には242人がスタジアム施設を利用し、103人が宿泊しました。ご家族で利用される方も多く、その他には50人ほどのボランティアの方もいました。寄付は一日中届けられました。
ベレス・サルスフィエルド(1部)、プラテンセやエストゥディアンテス・ブエノスアイレス(共に2部)といったクラブが、リーベルでも同様の取り組みができると連絡してくれたのです。」
レッド・ソリダリアは、ブエノスアイレスのプラサ・デ・マヨ(五月広場)の路上生活者を支援する『コールド・ゼロ』活動を過去7年間にわたって展開してきた。
アルゼンチンの7~8月は真冬で、同国の国立気象局(National Meteorological Service)は、今冬は気温の冷え込みが激しいと警告している。
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元記事 - RIVER PLATE OPENS EL MONUMENTAL TO HOMELESS
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