ブラジルのSCインテルナシオナル、屋内アリーナを路上生活者に開放
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ジナシウ・ジガンティーニョに運び込まれる物資
ジナシウ・ジガンティーニョに運び込まれる物資(画像:Internacional)

ブラジルのサッカー、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(1部)のSCインテルナシオナルは、アルゼンチン1部のCAリーベル・プレートに続き、本拠地施設を地元の路上生活者に解放した南米のビッグクラブとなった。

SCインテルナシオナルは、リオグランデ・ド・スル州の州都ポルト・アレグレを本拠地とするサッカークラブで、今回開放されたのは同クラブが所有し、本拠地スタジアム「エスタジオ・ベイラ=リオ」に隣接する14,500席の屋内アリーナ「ジナシウ・ジガンティーニョ」だ。7月7日はポルト・アレグレで2019年一番の冷え込みになると予想されたことから、クラブがアリーナを開放し、路上生活者を受け入れることを決めた。

路上生活者に解放されたジナシウ・ジガンティーニョ
路上生活者に解放されたジナシウ・ジガンティーニョ(画像:Internacional)

50,000着の衣服や2,000枚の毛布が寄付されたほか、約7トンの食料が提供された。同じポルト・アレグレの最大のライバルチーム、グレミオFBPAのサポーターも協力し、数百人の路上生活者がアリーナ内で一夜を過ごした。

以下は利用者を迎え入れるためにクラブアンセムを演奏するSCインテルナシオナルのサポーターたちの様子。

SCインテルナシオナルのマルセロ・メデイロス会長は、今回の取り組みについて次のように話した。

「このような取り組みでお役に立て本当に嬉しく思っています。寄付していただいた物資や食料は、今回だけでなく、多くの人に行き届くことでしょう」

今回の取り組みは、『エスクエンタ・ポルト・アレグレ(ポルト・アレグレのすべての人に暖かい服を)』という支援活動の一環で実施された。この活動では他にも、医療サポートやインフルエンザ・ワクチンの予防接種などのサービスも提供している。

7月にはブエノスアイレスの気温が下がったことに伴い、アルゼンチンのCAリーベル・プレートが路上生活者支援団体のレッド・ソリダリアと協力し、本拠地「エル・モヌメンタル」を開放し、寄付で届いた暖かい衣服や毛布、食料を提供して利用者を寒波から守ったばかりだ。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - INTERNACIONAL OPENS UP TO HOMELESS

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