北マケドニアのナショナルスタジアム、ギリシャとの政府間合意で改名が決定
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北マケドニアのピリッポス2世アレナ
北マケドニアのピリッポス2世アレナ(画像:Wiöldcard)

国名変更についてギリシャと政府間合意に達していた北マケドニア共和国は、首都スコピエの多目的スタジアム「ピリッポス2世アレナ」の名称変更についてもギリシャ側の要求を受け入れることを発表した。

ギリシャとマケドニアは、ギリシャ領マケドニア地方との区別化を目的とした名称変更について協議を続けており、2018年6月にマケドニア共和国を「北マケドニア共和国」と改名することで政府間合意が成立。2019年2月に改名が正式に発効し、新たな国名が国際連合に通知されていた。

両国は紀元前4世紀のピリッポス2世や、その息子であるアレクサンダー大王で知られる古代マケドニア王国の名称や歴史観について長期にわたって議論してきた経緯があり、ギリシャは同スタジアムがピリッポス2世の名を冠していることを問題視していた。

政府間合意には、ヘレニズムの歴史に関わる遺跡や施設の名称についても、北マケドニア側で再検証することが含まれている。北マケドニア共和国のゾラン・ザエフ首相は国営通信社のMIAに対し、ピリッポス2世アレナが2007年に26歳の若さで逝去した人気歌手の故トシェ・プロエスキ氏の名を冠する呼称に変更されるとし、次のように話した。

「政府は、ピリッポス2世アレナをトシェ・プロエスキ・ナショナル・アレナへと改名することを決定しました。故トシェ・プロエスキ氏は、マケドニアと地域の歴史に大きな足跡を遺した偉大な歌手で、今回の改名はその功績を讃えるものです」

収容人数34,400人のピリッポス2世アレナは、北マケドニア共和国代表チームのホームスタジアムであるほか、同国1部リーグのFKバルダールとFKラボトニツキも本拠地として共用している。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com-reproduced with permission.
元記事-SKOPJE'S NATIONAL STADIUM RENAMED AFTER GREEK PACT

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