NYヤンキース、北米のプロスポーツチームとして初めて国連の気候変動対策の枠組みに署名
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ニューヨークのヤンキー・スタジアム
ニューヨークのヤンキー・スタジアム (画像:Matt Hecht)

アメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)のニューヨーク・ヤンキースは、パリ協定の目標達成を目指してスポーツ界と国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局が立ち上げた『スポーツによる気候変動対策の枠組み(Sports for Climate Action Framework )』に署名した。北米の主要スポーツのチームが参加するのは初めてとなる。

同枠組みは2018年12月に、スポーツ界による二酸化炭素排出量の測定、削減、オフセット(相殺)に関連する事業の推進を目的として策定された。これまでに国際オリンピック委員会(IOC)、国際サッカー連盟(FIFA)、フランステニス連盟、2024年パリ五輪、2021年ラグビーリーグ・ワールドカップ、2020年東京五輪、欧州サッカー連盟(UEFA)、ワールドサーフリーグ、フォーミュラE などが参加している。

今回の署名は、ヤンキースが環境への配慮、気候変動の要因となる温室効果ガスなどの削減、気候変動についての啓蒙活動、持続可能で責任ある消費活動の推進、球団の広報による気候変動対策の推奨などに全力で取り組んでいく姿勢を明らかにしたものだ。

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ヤンキースの参加について次のように話した。

「ニューヨーク・ヤンキースが国連の『スポーツによる気候変動対策の枠組み』に参加してくれるという発表を心から歓迎します。輝かしい歴史を誇るヤンキースの参加は、気候変動対策の世界的な動きに新たなリーダーシップが加わったことを意味します。まさに私たちの未来を守るための戦いにプレイボールの声がかかったのです」

ヤンキースは署名に先立ち、アレン・ハーシュコヴィッツ氏を新たに設置した環境科学顧問に任命していた。球団はこの任命を「プロスポーツ界初」とし、サステナビリティ活動に全力に取り組むヤンキースの姿勢を表すものだと発表していた。

ハーシュコヴィッツ氏はヤンキースのサステナビリティ活動のさらなる推進をサポートするほか、球団の本拠地「ヤンキー・スタジアム」で実施される新旧の環境関連事業を率いることになる。主にスタジアムなどの利用施設における電力使用量、廃棄物処理システム、節水、飲食サービスなどの部分を対象に、事業の改善を指揮する予定だ。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - YANKEES SET FIRST BY JOINING UN SPORTS FOR CLIMATE ACTION

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