トルコのベシクタシュ、ファン体験向上を目指して新たなデジタル決済アプリを導入
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(画像:Aykerim27)

トルコのサッカー、スュペル・リグ(1部)のベシクタシュJKは、デジタル決済ソリューション大手のワイヤーカード(Wirecard)社と提携し、本拠地『ボーダフォン・パーク』で試合観戦中のサポーターが、座席からドリンクや軽食を注文できる新たなモバイルアプリの展開を開始した。

最新版のアプリにはモバイルウォレット機能が備わり、ボーダフォン・パークの観客は座席を立つことなく飲食商品の注文と支払いを終えることができる。商品を受け取る際は行列に並ぶ必要もない。

ワイヤーカードによると、同社のデジタル決済アプリはすでに30万人以上のユーザーに利用されているとのことだ。

新たな決済アプリは第一段階としてボーダフォン・パーク内の飲食売店で展開しているが、クラブは今後、スタジアム内のファーストフード店舗など、他の販売店にもデジタル決済オプションを広げていく考えだ。ワイヤーカードも次のステップとして、同アプリがクラブ公式ショップなどのグッズ販売店でも利用できるようにし、さらにモバイルウォレットを使った購入に対し、ユーザーにポイントが還元される仕組みを構築中だとした。

ベシクタシュJKのウムット・クトゥルCMO(最高マーケティング責任者)は、新たなアプリの導入について次のように話した。

「クラブとしては、スタジアムに来場してくださる皆様に、できるかぎり素晴らしい観戦体験をしてほしいと考えています。今回、ワイヤーカードのおかげでベシクタシュのサポーターは、クラブ公式アプリの『ベシクタシュJKモバイルアプリ』を使ってドリンクや軽食を座席にいながら注文・購入し、列に並ばずに受け取ることができるようになりました。ハーフタイムに40,000人の来場客が一斉に売店にやってきて発生する長蛇の列と無縁の購買が可能になったのです。新しいアプリに関してはすでに好意的なフィードバックを沢山いただいており、今後はこのデジタル決済ソリューションが他の販売店にも展開していくことを楽しみにしています。」

ワイヤーカードのトルコ支社を統括するマネージング・ディレクターのデュンダル・エズデミル氏は次のように話した。

「ベシクタシュJKのような先進的で権威あるクラブと共に事業を展開できるのは非常に光栄なことです。ワイヤーカードとクラブは、ストレスのない最適化された顧客体験の創出という共通の目標を持っています。クラブのサポーターの皆様がベシクタシュJKモバイルアプリを使い、迅速かつ簡単に商品を購入できるソリューションを提供でき、とても嬉しく思っています。今の時代のスポーツファンはチームの成績だけでなく、スポーツ施設でのデジタル体験にも大きな期待を寄せるため、クラブと共にそういった顧客のニーズを満たしていくことが重要になります。」

ベシクタシュJK のデジタル決済アプリはiOSおよびAndroid端末で利用可能だ。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - BESIKTAS STEPS UP FAN EXPERIENCE WITH NEW MOBILE APP

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