アジア屈指のサッカー大国に成長するポテンシャルを秘めたインドネシアに、世界屈指のスタジアムが誕生する。3月に起工式が開催され、同国初のワールドクラス・スタジアムになると期待されるジャカルタ・インターナショナル・スタジアムだ。
BMWスタジアムの別名でも知られる同スタジアムの収容人数は、80,000~82,000人を予定している。開場後は、インドネシア・リーガ1(1部)王者のペルシジャ・ジャカルタが本拠地として使用する予定だ。
また、音楽コンサートなどの屋内イベントも開催できるよう、可動式屋根が設置される。ジャカルタ首都特別州のアニエス・バスウェダン知事は起工式で、同スタジアムは2021年中に完成し、建設費用は5兆インドネシアルピア(約372億円)になると示唆した。
プロジェクトを率いるのはPTジャカルタ・プロペルティンド(PT Jakarta Propertindo=Jakpro)社だが、同社はジャカルタ首都特別州が所有する公社のため、この事業は実質州政府の独自プロジェクトといえるだろう。サッカースタジアム以外にもアクアティックセンターやバレーボール場などが整備され、新たスポーツパークを形成する計画だ。
インドネシアのAntara通信によると、バスウェダン知事はサッカースタジアムの建設計画について次のように話した。
「この地に、インドネシア初のワールドクラス・スタジアムとなるジャカルタ・インターナショナル・スタジアムが建ちます。これは、ジャカルタの歴史にとって大きな出来事となるでしょう。
だからこそ、利用する市民の皆様においても、ワールドクラスの使い方をしていただくことが大事です。完成までにはまだまだ長い道のりが続きますが、スタジアム建設に携わるすべての皆様に感謝したく思います」
※金額はすべて2019年5月下旬で換算
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元記事 - JAKARTA TO BEGIN WORK ON 'WORLD-CLASS' FOOTBALL STADIUM
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