イングランドのリーグ式(13人制)ラグビー、スーパーリーグ(1部)のウェイクフィールド・トリニティは、本拠地「ベルビュー」と周辺の土地の自由保有権取得について、ウェイクフィールド市議会と合意に達した。リーグ式ラグビーの最古のスタジアムのひとつとして知られる歴史的施設が改修されることになる。
ウェスト・ヨークシャーのウェイクフィールド・トリニティは1873年創立のクラブで、1870年代後半からベルビューを本拠地としている。現在、同スタジアムの収容人数は約9,000人だが、今回の合意を受けて12,000人収容の現代的な施設への拡張改修が予定されている。
今回の自由保有権取得契約の合意に関する発表により、同クラブが今後も長期にわたってベルビューをホームスタジアムとして活動することが明らかになった。トリニティはウェイクフィールド市内の別の場所に新スタジアムを建設することも検討していたが、2017年9月にウェイクフィールド市議会がベルビュー改修案を公表。同年12月にクラブも市議会の計画に同調する姿勢を見せていた。
ウェイクフィールド・トリニティのジョン・ミナーズ会長は、今回の合意について次のように話した。
「私たちのクラブにとって歴史的な一日になりました。クラブが最初にベルビューを購入したのが1893年。その後、長きにわたってクラブの手から離れていましたが、今回の合意で再びベルビューを所有することができるようになりました。自由保有権の購入に関しては、ウェイクフィールド市議会の支援が必要不可欠でした。実現の後押しをしてくれた市議会に感謝の気持ちの一杯です。また、前地権者である88mグループ(88m Group)にも感謝しています。
クラブが自分たちの本拠地を所有できることは本当に嬉しいことなのですが、まだ改修計画の第一段階であることも事実で、今後も関係各所と協議を進めながら、21世紀にふさわしい世界屈指のコミュニティ・スタジアムの建設を目指していきたいと考えています。
ウェイクフィールド・トリニティは偉大な歴史と大きな野心に満ちたクラブです。トップチームは、直近の2年連続で上位5位以内という素晴らしい成績を収めています。昨年11月に取締役会に加わわるようになってから、私はマイケル・カーターCEOと共に、クラブの経営陣が2014年頃から実現している安定した財務基盤を維持しつつ、トップチームの質にふさわしいスタジアムを整備する方法について模索してきました」
また、ウェイクフィールド市議会のデニーズ・ジェフリー副議長は次のように話した。
「ウェイクフィールド・トリニティの活躍のおかげで、ウェイクフィールド市も世界的に有名になりました。ですから、市内唯一のプロスポーツクラブであるトリニティが、今後もその歴史的なホームスタジアムで活動を続けてくれることになり、とても嬉しく思っています。スタジアムの改修にあたっても、クラブと協力しながら計画を進めていきたく思っています」
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元記事 - BELLE VUE POISED FOR REDEVELOPMENT AFTER STADIUM DEAL
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