アメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)のワシントン・ナショナルズと同球団の本拠地『ナショナルズ・パーク』で飲食販売を展開するレヴィ・レストランツ(Levy Restaurants)は、飲食商品のモバイル決済事業で金融サービス大手のスクエア(Square, Inc)社とパートナーシップ契約を締結した。
スクエアは、2019年シーズン中のナショナルズ・パークでのゲームデーにおいて、観戦客が座席で素早く簡単に飲食商品を注文・支払いができるよう、同社の飲食注文アプリ『キャビア・ピックアップ(Caviar Pickup)』と決済端末機器『スクエア・ターミナル(Square Terminal)』を提供する。
スクエアがアメリカ全土で展開しているCaviarは、利用者が飲食商品を注文、配達リクエスト、ピックアップ、団体予約できるアプリサービスだ。今回のナショナルズとのパートナーシップでは、ボールパーク内に事前注文の受け取り専用の飲食販売店舗を設置する。
座席で観戦中の利用客はCaviarアプリを使い、自分の希望のタイミングで飲食商品を事前注文する。21歳以上の利用客はビールやワインといった酒類商品も注文が可能。商品の受け取り準備が完了すると、利用客のモバイル端末に通知が送られ、利用客は受け取り専用店舗で商品を受け取るという流れだ。
また、注文対象となるフードメニューには、Caviarと提携しているパートナーレストランの特別メニューを時期を見ながら入れ替えて用意する。
ナショナルズ・パーク内で歩きながら飲食商品を販売する移動販売スタッフ(売り子)は、手持ち型のマルチ決済端末『スクエア・ターミナル』を試験運用する。スクエア・ターミナルはクレジットカード決済だけでなく、Apple PayやGoogle Payといった非接触型決済にも対応しており、座席での飲食商品購入の円滑化を提示していく狙いだ。
スクエアのマーケティング&営業部長、ケビン・バーク氏は、ナショナルズとのパートナーシップについて次のように話した。
「ナショナルズは、ファン体験向上のために革新的なアプローチを選びました。観戦客にとって利用しやすいボールパークづくりを目指してるナショナルズは、まさにMLBのリーダー的存在といえるでしょう」
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元記事 - NATIONALS PARK INTRODUCES NEW CONCESSIONS EXPERIENCE
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