2019年3月に開幕したサッカーの2019年度シンガポール・プレミアリーグ(1部)に合わせ、シンガポールサッカー協会(FAS)が発表した同国のスタジアム共用計画が注目を集めている。
これは、シンガポールが国内のスポーツ施設の利用促進と稼働率向上を目的に策定した「スポーツ施設マスタープラン(SFMP)に基づく計画で、同国プレミアリーグに所属する全9チームのうちの8チームが今シーズンから試合会場を共用するというもの。
ホーム・ユナイテッド、バレスティア・カルサ
ヤング・ライオンズ、ホウガン・ユナイテッドFC
アルビレックス新潟シンガポール、ウォリアーズFC
タンピネス・ローバースFC、ゲイラン・インターナショナルFC
なお、ブルネイDPMM FCは引き続き、ブルネイの首都バンダルスリブガワンのハサナル・ボルキア国立競技場(28,000人)を本拠地とする。
FASのヤジーン・ブハリ事務局長は、ニュース配信サイトのToday Singaporeに対し、次のように話した。
「スタジアムの共用を実施した背景には、まず、今回選定された4ヵ所のスタジアムについては、それぞれサッカーだけに利用でき、サッカー中心の運営ができるよう、FASとしてインフラ資源を集約したかったことが挙げられます。
第2に、用途が明確になることで、スタジアムの改修を実施しやすくなり、各クラブにとってはスポンサーシップやパートナーシップといった新たな事業拡大の機会が増えることにもなります。なお、共用計画は現時点では毎年継続して実施していく予定です」
ビシャン・スタジアム、ジャラン・ベサール・スタジアム、ジュロン・イースト・スタジアムでは1月上旬から改修工事が実施され、既存設備のアップグレードや最新設備の追加設置が行なわれている。これらの3会場では新たに背もたれ付きの個席やLED電光ボードが設置されるほか、ファンエーゲジメント向上のために音響システムもアップグレードされる。
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元記事 - SINGAPORE PREMIER LEAGUE INTRODUCES STADIUM-SHARING VENTURE
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