フィラデルフィア・ユニオンがRTSとパートナーシップ契約を締結
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フィラデルフィア・ユニオンの本拠地「タレン・エナジー・スタジアム」
フィラデルフィア・ユニオンの本拠地「タレン・エナジー・スタジアム」 (画像:Philadelphia Union)

アメリカのメジャーリーグサッカー(1部)のフィラデルフィア・ユニオンは、本拠地「タレン・エナジー・スタジアム」における廃棄物処理の取り組み強化を視野に、リサイクル・トラック・システムズ(Recycle Track Systems=RTS)社とパートナーシップ契約を結んだ。

契約締結により、RTSは18,500席の同スタジアムの廃棄物処理サービスを独占的に請け負うことになるが、今回のパートナーシップが特に重点を置いているのがピッチの土の再処理で、およそ93トン分の使用済みの土が堆肥や建設現場での盛り土として再利用されることになる。

また、RTSのLEED認証チームがスタジアムの従業員に対し、適切なゴミの分別方法などについて研修を提供する。パートナーシップにはサポーターや来場者向けのキャンペーン、スタジアム内のサイネージを使った告知活動、すべてのゴミ回収容器でのブランド掲出なども含まれる。

他にも、サポーターや来場者にリサイクル活動に率先して参加してもらうことを目指し、スタジアムでは試合前にキャンペーン映像が流れる。

RTSの共同創業者のグレッグ・レティエリCEOは、今回のパートナーシップについて次のように話した。

「既に多くのグリーン・スタジアムで高い水準の廃棄物処理システムが確立されています。今回、フィラデルフィア・ユニオンはそれらと同レベルのリサイクル計画の必要性、そして将来的に環境への負荷を低減することの重要性を認識してくれており、私たちも非常に喜んでいます。

また、フィラデルフィア地域の多くの企業や団体がサステナビリティ事業に取り組んでいる中で、今回のパートナーシップは新たな成功例になったと考えています」

なお、RTSはタレン・エナジー・スタジアムに近接するアネックス屋内練習場の廃棄物処理事業も請け負う。

フィラデルフィア・ユニオンのアネックス屋内練習場
フィラデルフィア・ユニオンのアネックス屋内練習場 (画像:Digsau)

古いビルを改築した練習施設
古いビルを改築した練習施設 (画像:Digsau)

フィラデルフィア・ユニオンはD.C.ユナイテッドに続き、RTSとパートナーシップ契約を結んだMLSで2番目のクラブとなった。RTSは他にもナショナルズ・パーク(ワシントン・ナショナルズ=MLB)、シティ・フィールド(ニューヨーク・メッツ=MLB)、バークレイズ・センター(ブルックリン・ネッツ=NBA、ニューヨーク・アイランダーズ=NHLなど)といったスポーツ施設の廃棄物処理事業を請け負っている。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - PHILADELPHIA UNION STEPS UP STADIUM SUSTAINABILITY

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