ポゴニ・シュチェチンの本拠地、大幅改修でポーランド屈指のスタジアムへ
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改修後のスタディオン・フロリアン・クリギェルのイメージ
改修後のスタディオン・フロリアン・クリギェルのイメージ (画像:Stadion Szczecin)

ポーランドのサッカー、エクストラクラサ(1部)のMKSポゴニ・シュチェチンの本拠地「スタディオン・フロリアン・クリギェル」について、シュチェチン市議会は同スタジアムの大幅改修に必要な資金調達案を承認した。

シュチェチン市議会は2019年度の予算委員会で同スタジアムの改修予算案の可否について採決し、賛成21票・反対8票で同案の承認を可決した。エクストラクラサに所属するチームのほとんどが最先端の屋根付きサッカースタジアムを本拠地とする中、ポゴニ・シュチェチンのスタディオン・フロリアン・クリギェルの改修は急務とされていた。

独特なデザインのファサード
独特なデザインのファサード (画像:Stadion Szczecin)

同スタジアムの現在の収容人数は約18,000人だが、改修後は約20,500席の座席が設置され、すべてのスタンドが屋根で覆われることになる。ただ、これまでは入札業者の改修予算が市の想定額を大幅にオーバーしていたこともあり、スタジアム改修事業の初回入札が流れてしまうなど、計画自体に遅延が生じていた。

ニュース配信サイトのSzczecin NaszeMiastoによると、2番目の入札業者は改修事業費として3億6400万ズウォティ(約108億円)を提示したが、これも当初の試算を8200万ズウォティ(約24億円)上回る金額だったため、シュチェチン市は建設業界の相場を分析し、両事業者の事業計画を精査したうえで市議会に追加予算の承認を要請していた。

市議会は改修計画の承認を受け、まず2019年度予算から2400万ズウォティ(約7億円)をスタジアム改修事業に割り当てることを決定。さらに2020年度予算で4250万ズウォティ(約12.6億円)、そして2021年度予算では7900万ズウォティ(約23.4億円)を割り当て、その後も引き続き建設資金を投入していく。今回の決定により、スタジアム改修計画の実現の目途が立ったことで、ポゴニ・シュチェチンも喜びの声を上げている。

開放的なコンコース
開放的なコンコース (画像:Stadion Szczecin)

MKSポゴニ・シュチェチンのヤロスラフ・ムロツェク会長は、市議会によるスタジアム改修予算の承認について次のように話した。

「長い年月が経ちましたが、ようやくスタジアムの改修が実現します。改修後のスタジアムや周辺施設の姿を見れば、事業費がいくらだったかとか、実現に何年かかったということは誰も憶えていないことでしょう。新たなスタジアムの姿を見た誰もが完成を喜ぶはずです。

シュチェチンはポーランドの大都市で唯一しっかりとしたスタジアムがない都市だったので、クラブのサポーターたちは新スタジアムを歓迎することでしょう。それどころか、ポーランド屈指のスタジアムが誕生することで、シュチェチンを誇りに思うことでしょう」

周辺には練習場や駐車場も整備される
周辺には練習場や駐車場も整備される (画像:Stadion Szczecin)

※金額はすべて2019年4月中旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - POGON SZCZECIN TO JOIN EKSTRAKLASA'S STADIUM ELITE

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