イングランドのサッカー、チャンピオンシップ(2部)のブリストル・シティFCの本拠地「アシュトン・ゲート・スタジアム」は、シーズンオフとなる夏季のコンサート繁忙期に向け、収容人数増加が承認されたと発表した。現在のコンサート仕様時の最大収容人数(30,000人)の4,000人増となる合計34,000人まで収容が可能となる。
同スタジアムでは2019年5月22日にロッド・スチュワート、5月28日にテイク・ザット、6月5日にミューズ、そして6月10日にはスパイス・ガールズの公演が予定されており、入場料収入や飲食販売による収益の最大化を図る狙いだ。
アシュトン・ゲート・スタジアムは主にブリストル・シティFC とラグビーのチャンピオンシップ(2部)のブリストル・ベアーズの本拠地として使用されている。今回の収容人数増加に関しては、スタジアム周辺の交通渋滞が悪化するとして近隣住民が懸念を表明していたが、ブリストル市議会はスタジアム側が提示した渋滞緩和策に満足したとして正式に許可したかたちだ。
スタジアムを運営管理するアシュトン・ゲート・リミテッド(Ashton Gate Limited)は元々、コンサート仕様時の最大収容人数を38,000人と設定しようとしたが、市議会側が上限を34,000人としていた。
アシュトン・ゲート・スタジアムのマネージング・ディレクター、マーク・ケリー氏は最大収容人数の増加はコンサートに「適している」と評価し、地元のニュース配信サイトのBristol Liveに対して次のように話した。
「なにも収容人数を増加することで大儲けをしようと考えているわけではないのです。私たちの最大の目的は、多くのイベントをブリストルに招致することで、地域の雇用や経済を活性化し、ブリストルにはビジネスの可能性がいっぱいあると認識してもらうことです」
コンサート公演の開催中、スタジアム周辺に住む近隣市民には通勤時や外出時の護衛サービスが提供される。また、立ち入り禁止区域の設置や近隣住民向けの非公式の駐車許可証の配布も予定されている。
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元記事 - ASHTON GATE HANDED CONCERT CAPACITY INCREASE
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