フェンウェイ・パークが優先入場制を導入へ
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(画像:Rick Berry)

アメリカのプロ野球、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のボストン・レッドソックスを所有するフェンウェイ・スポーツ・グループ(Fenway Sports Group=FSG)は、同球団の本拠地「フェンウェイ・パーク」に優先入場システムを導入する事業に関連し、セキュリティ認証システム大手のアイデミア(Idemia)社とパートナーシップ契約を結んだ。

Boston Globe紙の報道によると、2019年春の新システムの導入後、米国国土安全保障省(DHS)の米国運輸保安局(TSA)が運営する事前検査プログラムの「TSAプレチェック」会員は、入場列に並ばなくても専用ゲートから入場できるようになる。TSAプレチェックは有料会員制で、入会金85米ドル(約9,450円)で5年間有効だ。

TSAプレチェック会員のレッドソックスファンは、モバイル端末に表示または印刷した登録済旅行者番号(Known Traveler Number)と試合のチケットを提示すれば、フェンウェイ・パークのゲートEから入場できる。アイデミアの広報担当者はBoston Globe紙に対し、これらの個人情報はTSAではなく、スタジアムと共有されると話した。

FSGとアイデミアのパートナーシップ締結については2018年も報道され、正式な発表はなかったものの、Boston Globe紙はアイデミアがフェンウェイ・パークに、「何らかの登録済みファン用の優先プログラム」を導入する計画だと報じていた。

報道では、登録済み個人情報による優先入場システムは、フェンウェイ・パークと同じくFSGが所有するイングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のリヴァプールの本拠地「アンフィールド」にも導入される可能性があるとしていた。

また、生体情報やクレジットカード情報を登録したサポーターが、アイデミアのモーフォウェイブ(MorphoWave)端末の前で手を動かすだけで商品を購入できる新たな決済システムの導入についても報じられている。

いずれの取り組みも、来場客の待ち時間減少による試合観戦時間の増加、それに伴う観戦体験の向上に繋がるものと期待されている。

※金額はすべて2019年3月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - FENWAY PARK SET TO INTRODUCE PRIORITY QUEUEING

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