ドイツのWWK保険(WWK Versicherungen)社は、サッカーのブンデスリーガ(1部)のFCアウクスブルクと結んでいるメインスポンサー契約および本拠地「WWKアレーナ」のネーミングライツ契約を更新した。アウクスブルクは、今回の契約延長はクラブ史上最大のものとして歓迎している。
WWKは過去3年間にわたりアウクスブルクのスポンサーだったが、現在の契約が期限切れを迎える前に10年間の延長に合意したため、契約期間は2030年までとなった。
WWKはスタジアムの命名権だけでなく、アウクスブルクのユニフォームの胸スポンサーとしても同クラブを支えているが、特筆すべきは、同社が収容人数30,660人のWWKアレーナに多くの投資を行なってきたことだろう。
例えば、WWKはこれまでに、スタジアムのファサードにLED照明と鋼管の被覆材を設置するための450万ユーロ(約5.7億円)や、100万ユーロ(約1億2,600万円)以上のスタジアムの南側スタンドのLED照明設置費用などを負担している。
WWKのユルゲン・シュラマイヤーCEOは、地元紙のAugsburger Allgemeine紙に対し、次のように話した。
「もちろん、純粋な慈善事業でファサードを整備したわけではありませんが、WWKのロゴを設置して良かったと思えるものにしたかったのです」
また、WWKはアウクスブルクのユースチームが使う選手寮の整備資金の800万ユーロ(約10億円)も提供する予定だ。クラブは、WWKの貢献はブンデスリーガでも類を見ないものだとしている。
この選手寮の建設工事は2019年夏の起工が予定されており、WWKが施設の命名権を獲得。完成は2020年の予定で、15~18歳のユースチーム選手が20人ほど利用する。
シュラマイヤーCEOは、WWKの支援事業について次のように話した。
「4種類のユニフォーム・スポンサーシップ、スタジアムの命名権、ファサードの整備、そしてユースチームの選手寮の整備といった一連のスポンサーシップ事業を見ていただくことで、弊社が長期的視野でアウクスブルクを応援していることがわかっていただけると思います」
また、FCアウクスブルクのマイケル・シュトロールCFO(最高財務責任者)は、声明の中で次のように述べた。
「WWKとのパートナーシップ、特に長期のサポートは、FCアウクスブルクにとって非常に重要な意味を持ちます。同社のサポートのおかげで、クラブは今後数年間の成長に必要な経営基盤を構築することができるのです。
また、WWKがユースチーム用選手寮のネーミングライツ・スポンサーとなってくれたおかげで、FCアウクスブルクにとって最重要プロジェクトでもある育成システムの確立が可能になります」
※金額はすべて2019年3月中旬で換算
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元記事 - AUGSBURG HAILS FRESH COMMITMENT FROM STADIUM SPONSOR
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