ボリビアのサッカー、プリメーラ・ディビシオン(1部)に所属するクラブ・オールウェイズ・レディの新たな本拠地となるエスタディオ・ムニシパル・デ・ビジャ・インフェニオ(25,000人収容)は、同国にとって画期的なスタジアムだ。
2019年1月に開催されたこけら落としでは、ボリビア第二の都市エル・アルトの同スタジアムを埋め尽くした超満員の大観衆が、ホームのクラブ・オールウェイズ・レディと対戦相手のCDホルヘ・ウィルステルマンの白熱した一戦に熱い歓声を送った。試合は2-2の引き分けに終わった。
エスタディオ・ムニシパル・デ・ビジャ・インフェニオは海抜4,090mの高地に建っており、同じくボリビアのポトシのエスタディオ・ビクトール・アグスティン・ウガルテ(海抜3,900m)やラパスのエスタディオ・エルナンド・シレス(海抜3,600m)を抜いて、世界最高地点に建つスタジアムとなった。
スタジアムの建設プロジェクトにはボリビア政府が5,800万ボリビアーノ(約9億3,370万円)を投入しており、国際サッカー連盟(FIFA)や南米サッカー連盟(CONMEBOL)の大会の試合も開催できる仕様となっている。
ボリビアのPágina Siete 紙によると、杮落としを観戦したエボ・モラレス大統領は、新スタジアムについて次のように話した。
「エル・アルトにコパ・リベルタドーレスがやってくると想像するだけでワクワクします。クラブ・オールウェイズ・レディと共に、ボリビアのサッカーはまだまだ上を目指さなくてはいけません」
また、クラブ・オールウェイズ・レディのフェルナンド・コスタ会長は、新スタジアム建設プロジェクトが超党派の結束を可能にしたと評価し、次のように話した。
「クラブ・オールウェイズ・レディの新スタジアム・プロジェクトにより、様々な機関、中央政府、エル・アルト市、そして近隣の議会が結束したことは注目すべき点です。サッカーの力で人々が団結したのです」
※金額はすべて2019年3月上旬で換算
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元記事 - BOLIVIAN FOOTBALL HITS THE HEIGHTS WITH NEW STADIUM
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