スペクトラム・センターが授乳室とセンサリーバッグを導入
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スペクトラム・センターに設置されたママヴァ社の授乳スイート
スペクトラム・センターに設置されたママヴァ社の授乳スイート (画像:Charlotte Hornets)

アメリカのバスケットボール、NBAのシャーロット・ホーネッツの本拠地スペクトラム・センターは、ママヴァ(Mamava)社およびNPO団体のカルチャーシティ(KultureCity)との提携により、新たに授乳室とセンサリーバッグを導入した。

授乳室はママヴァが設置し、ホーネッツを長年支援しているノヴァント・ヘルス(Novant Health)社がネーミングライツ・スポンサーとして提供。正式名称はノヴァント・ヘルス・授乳スイート(Novant Health Lactation Suite)だ。

授乳スイートはスペクトラム・センターのセクション107の外のコンコースに設置されており、移動式ポッドの個室となっている。室内には快適なベンチや折り畳み式テーブル、搾乳器用コンセントが用意され、ドアはプライバシーを保護する施錠式となっている。

個室仕様ではあるものの、2人以上の子供を持つ母親でも使えるようサイズは広めだ。なお、シャーロット市内でママヴァの授乳スイートが設置されるのは初めてのこととなる。

ママヴァの共同創業者でCEOのサーシャ・メイヤー氏は、今回の導入について次のように話した。

「私たちは、すべての母親が清潔で快適な場所で、誰にも邪魔されずに搾乳や授乳できて当然だと考えています。ママヴァの授乳ポッドは施設の状況に応じてフレキシブルな設置が可能で、母親たちにとってもアクセスし易いことが特徴です」

また、スペクトラム・センターはカルチャーシティ(KultureCity)との協働により、センサリー対応アリーナとして認定された。同アリーナの職員は、感覚過敏で悩む来場客に快適で安心な観戦体験を提供するための研修を受ける。

セクション103と207の外にはお客様体験ブース(Guest Experience Booth)を設置し、要望に応じてノイズキャンセリングヘッドホン、手持ち無沙汰やストレスを解消するおもちゃ数種類、言語キューカード、ウェイトひざ掛けなど、落ち着きを取り戻す効果があるといわれるグッズが入ったセンサリー・バッグを提供する。

カルチャーシティのエグゼクティブ・ディレクター、トレイシー・ジョンソン氏は、スペクトラム・センターでの事業について次のように話した。

「感覚過敏で悩む家族が、これまで来場できなかったアリーナでバスケットボールを観戦し、地域コミュニティと一緒になって興奮している姿を見ると、本当に心が温かくなります。

私たちの暮らしは地域コミュニティによって形成されるものです。障害の有無にかかわらず、すべての人が地域コミュニティに受け入れられるよう努力しているスペクトラム・センターの姿勢は、本当に素晴らしいと思います」

スペクトラム・センターのジェネラル・マネージャー、ドナ・ジュリアン氏は次のように話した。

「スペクトラム・センターでは、すべてのお客様にできるかぎり最高の体験をしてほしいと願っています。授乳中の母親の皆様や感覚過敏のお客様にも最高の体験をしてほしいので、今回、新たに授乳室の設置とセンサリーバッグの提供を実施しました。

スペクトラム・センターでのイベントをすべてのお客様に楽しんでいただくという私たちの目標が、ママヴァとカルチャーシティのおかげでまた一歩達成に近づきました。そして、私たちのプロジェクトを支援してくださったノヴァント・ヘルスの皆様にも心から感謝しています」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - SPECTRUM CENTER ADDS NURSING, SENSORY ROOM SPACES

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