バルセロナ、動員数アップを狙ってチケット再販システムを更新
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FCバルセロナのカンプノウ
FCバルセロナのカンプノウ (画像:Barcelona FC)

サッカーのスペイン、ラ・リーガのプリメーラ・ディビシオン(1部)のFCバルセロナは、チケット販売管理の向上と観客動員数アップを目指し、チケット販売システムを新たにデータ解析型チケット再販モデルに更新した。

同クラブはフリーシート制のチケット再販システム"Seient Lliure"を活用しているが、2018年10月に今回のシステム更新を予告していた。

更新により、過去5年間に蓄積されたデータを基に、シーズンパスを保有しない観戦客が購入可能なチケット枚数を各ホーム試合について事前に計算することが可能となる。また、対戦相手や試合スケジュール、予想される天気などのデータも解析される。

現行システムでは、カンプノウでの開催試合において、全客席の37%が試合開始72時間以内に再販可能となっているが、今後は、"Seient Lliure"による空席リリースを待たずに再販対象チケットを購入できるようになる。

また、バルセロナは購入時に座席の仮想360度シートビューが確認可能なインタラクティブ画面を開発した3Dデジタル・ベニュー(3D Digital Venue)社とのパートナーシップも強化しており、チケット販売に拍車がかかることを期待している。

2017-18シーズンにおいて、バルセロナはラ・リーガの観客動員数ランキングで首位となったが、カンプノウの収容人数が99,354人であるにもかかわらず、平均動員数は65,824人と収容率自体は高くなかった。

今季の最初の数試合において、バルセロナは平均動員数が前年比で9%増だったとし、その要因としてシーズンパスを保有するソシオ会員の観戦が4%増、そしてチケット販売数が14%増だったことを挙げている。

システム更新後、不要なチケットを試合日の20日前までに再販市場にリリースしたシーズンパス会員には、規定で保証されている金額に加え、20%のボーナス金が払い戻されるようになる。

不要なチケットを試合日の10日前までに再販市場にリリースしたシーズンパス会員には、当該チケットが購入されたかどうかにかぎらず、規定で保証されている金額が払い戻される。

だが、上記のリリース締切日以降に不要なチケットを再販市場にリリースしたシーズンパス会員は、当該チケットが実際に購入された場合のみ、払戻金を受け取ることができるため、不要なチケットは早目にリリースする方が待遇が良い条件となっている。

払戻金はすべて"Seient Lliure"の特別口座に振り込まれ、シーズン終了まで累算された後、払戻金合計額が次シーズンのシーズンパス料金から割り引かれる。

なお、"Seient Lliure"では、ソシオ会員が受け取れる払戻金合計額には上限が設定されており、各会員は最大でもシーズンパス料金の95%までしか払戻金を受け取れないことになっている。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - BARCELONA ADDS INTELLIGENT TICKET SALES AT CAMP NOU

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