アメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)のミネソタ・ツインズは、本拠地「ターゲット・フィールド」のバックスクリーンにMLB初の試みとなる「リビングウォール」システムを導入すると発表した。
ツインズはリビングウォールの導入により、ターゲット・フィールドの機能性を損なうことなく、バッターズ・アイ※の美的価値を高めることができるとしている。
※打者や審判などが投球を視認しやすいように、センター後方に設置される単一色のバックスクリーン
リビングウォールのサイズはアメリカ合衆国本土で最大となる約212m2で、約5,700本のイブキの苗が既存のバックスクリーンに植え込まれる。
球団のサステナビリティ事業を支援するペンテア(Pentair)社の雨水再利用システムにより、リビングウォールは自家灌漑が可能だ。
イブキの苗は毎年3月に植え込まれ、シーズン閉幕時に除去される。
リビングウォール自体はグリーン・リビング・テクノロジーズ・インターナショナル(Green Living Technologies, International)社が開発し、バックスクリーンへのシティスケープス(CityScapes)社が担当する。
ツインズのデイブ・セントピーター社長兼CEOは、リビングウォールの導入について次のように話した。
「ミネソタ・ツインズが、世界最大級のリビングウォールをターゲット・フィールドに導入することが決定し、非常に嬉しく思っています。
球団は、2010年にターゲット・フィールドのバックスクリーンの一部だった木々を除去して以来、ボールパークの機能性と美的価値をバランス良く整えることのできる解決方法を模索しており、リビングウォールこそがその解答だと考えています。
また、ターゲット・フィールドの持続可能性の向上という観点からも、最適な方法といえるでしょう」
ツインズは2019年1月の第4週から苗の植え付けを開始し、リビングウォールは3月28日の開幕戦のクリーブランド・インディアンズ戦までに準備が完了する予定だ。
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元記事 - MINNESOTA TWINS CLAIM FIRST WITH 'LIVING WALL' AT TARGET FIELD
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