サッカーのオランダ・エールディビジ(1部)のNACブレダは、本拠地「ラット・フェルリッヒ・スタディオン」の購入資金調達のために募ったクラウドファンディングが、設定していた目標額に達したと発表した。
NACブレダが当初、クラウドファンド・プラットフォームの「crowdrealestate.com」で設定した目標額は125万ユーロ(約1億5,500万円)だったが、すでに150万ユーロ(約1億8,600万円)を上回る寄付金が集まっている。
19,000席のラット・フェルリッヒ・スタディオンは現在、ブレダ市が所有しており、クラブが同スタジアムを購入するには、合計で550万ユーロ(約6億8,400万円)の資金が必要となる。なお、NACブレダの独占交渉権は2019年の5月31日で期限切れとなる。
クラブの広報担当者はオランダのBN DeStem紙に対し、次のように話した。
「crowdrealestate.comの寄付金総額には、多くのプロジェクトに投資する機関投資家の関心を示す事前登録分も含んでいるので、純粋にクラブのスポンサーやサポーターだけによる寄付ではないと思われます」
ラット・フェルリッヒ・スタディオンは、以前はNACブレダが管理していたが、クラブが財政難に陥った2003年に所有権をブレダ市に移譲していた。また、BN DeStem紙は、ブレダ市はクラブとの関係が近すぎるとし、2017年にスタジアムの売却を決定していたと報じた。
スタジアム売却額は750万ユーロ(約9億3,200万円)だったが、市が値下げしたため、クラブが購入を検討することになった。
1996年に開場したラット・フェルリッヒ・スタディオンはエールディビジ屈指の人気スタジアムで、2018-2019シーズンのNACブレダのホーム戦の平均収容率は、リーグ1位の収容率となる98.1%(2019年1月3日時点)を記録している。
※換算額はすべて2019年1月下旬時点
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元記事 - NAC BREDA REACHES CROWDFUNDING TARGET FOR STADIUM PURCHASE
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