2020年からアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)に参入するクラブ・インテルナシオナル・デ・フットボル・マイアミ(インテル・マイアミ)が、新スタジアム完成までメジャーリーグ・ベースボール(MLB)のマイアミ・マーリンズ本拠「マーリンズ・パーク」でホーム戦を開催する可能性が浮上した。
2017年11月上旬、メルリース・カントリークラブがゴルフコースとして使用している市有地に新スタジアムと商業施設を整備するマイアミ・フリーダム・パーク案に、マイアミ市民が住民投票で賛成したことを受け、デイビッド・ベッカム氏が率いる同クラブは、新たな本拠地建設に向けて一歩前進した。
市民の賛同を得たことで、クラブは今後、マイアミ国際空港に隣接する同地のリース契約についてマイアミ氏の関係当局と交渉を開始する予定だ。
インテル・マイアミの新スタジアムは25,000席のサッカー専用スタジアムになる予定だが、クラブは2020年のMLS参入後、新スタジアムへの移転までの期間は代替ホームで試合を開催する必要がある。
クラブ運営会社の過半数株式所有者であるホルヘ・マス氏は、代替ホームの選択肢を検討してきたが、MLS の公式ウェブサイトに対し、36,000席のマーリンズ・パークは「有力候補」だとして次のように話した。
「当初から私はマーリンズ・パーク、(NFLのマイアミ・ドルフィンズの本拠地の)ハードロック・スタジアム、(フロリダ国際大学のアメフト部「FIUパンサーズ」の本拠地の)リカルド・シルバ・スタジアムが候補地だと伝えてきました。
また、サウスフロリダ地域のファンベース拡大という意味では、ボカラトン市の(フロリダ・アトランティック大学のアメフト部「フロリダ・アトランティック・アウルズ」の本拠地の)FAUスタジアムで何試合か開催する可能性についても検討してきました。
ただ、やはりインテル・マイアミはマイアミ市のチームなので、マイアミ市にあるマーリンズ・パークは個人的にも大好きな施設ですし、地理的にも大きな優位性があると考えています。
1年後には選手たちが集まり、練習場を確保しなくてはならないことを考えると、代替ホームについては、早急に話を進めていかなくてはなりません。
チームカラーやデザインから、マイアミ市の情熱を表現するクラブづくり、アメリカにおけるスポーツ施設の常識を打ち破るスタジアム計画まで、すべてのことにおいて私たちは他のクラブとは違うやり方を貫きたいと思っています。
私はMLSの持つ可能性を信じ、サッカーの力を信じていますが、何よりもマイアミ市のポテンシャルを信じています。だからこそ、未来のサッカーファンたちが誇りに思える象徴的なレガシーを遺したいのです」
インテル・マイアミの新スタジアムは、2021年半ばの会場が予定されている。
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元記事 - MIAMI MLS TEAM CONSIDERS MARLINS PARK AS TEMPORARY HOME
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