音楽のストリーミング配信サービス事業を展開するDeezer社は、英国を代表するアリーナのマンチェスター・アリーナ(イングランド)とSSEハイドロ・グラスゴー(スコットランド)とパートナーシップ契約を締結した。コンサート来場客の音楽鑑賞体験を向上する狙いだ。
マンチェスター・アリーナの公式ストリーミング・パートナーに就任したDeezerは、サービス利用者向けの特別コンテンツを含む、コンサート関連のプレイリストを作成する。利用者は、EメールまたはSNSで同アリーナの公式ウェブサイトに登録することで、プレイリストにアクセスできるようになる。
マンチェスター・アリーナによると、Deezerのプレイリストを聴くことで、音楽ファンは実際にコンサートに来場する前にムードに浸ることができ、また、今まで知らなかった新しいバンドと出会うこともできる。鑑賞済みのコンサートの追体験のチャンスとしても重宝されそうだ。
マンチェスター・アリーナでは、DeezerがスポンサーするWi-Fiサービスも導入される。
Deezerのヨーロッパ・中東・アフリカ担当バイスプレジデントのフィル・ムーア氏は、今回のパートナーシップについて次のように話した。
「マンチェスター・アリーナとのパートナーシップは、関連コンテンツの製作やWi-Fiサービスの提供を通じ、今までよりも豊かなコンサート体験を音楽ファンの皆様に楽しんでいただくためのものです。お気に入りのアーティストの公演の前後に新たな発見をしてもらいたいのです」
マンチェスター・アリーナのジェネラル・マネージャーを務めるジェームズ・アレン氏は、Deezerとの事業について次のように語った。
「アリーナと配信サービスは、今まさに音楽業界で急成長している分野であり、この2分野の提携というのは至極自然なことで、カスタマー体験の向上に全力を尽くすという当館の信条を強調するという意味でも、Deezerとのパートナーシップが実現して誇らしく思っています。
また、Deezer提供の最新Wi-Fiシステムの導入により、音楽ファンのお客様が当館のいたるところでWi-Fiをご利用いただけることも嬉しく思います」
DeezerはグラスゴーのSSEハイドロともパートナーシップ契約を締結しており、同アリーナにはアーティストに焦点を当てたプレイリストを提供する。契約期間は複数年で、マンチェスター・アリーナの事業同様、音楽ファンのコンサート体験を向上することが目的だ。
SSEハイドロのロス・イーストン事業部長は、Deezerとのパートナーシップについて次のように話した。
「Deezerが利用者向けに作成したプレイリストにより、ファンの皆様は気になるアーティストの音楽をSSEハイドロでの公演前に体験することができるようになります。
最新タイトルや往年の名曲を聴きながら、公演前のひとときが今まで以上に楽しいものになります。そういう意味では、当館でのコンサート鑑賞に新たな楽しみ方が加わったといえるでしょう」
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元記事 - UK ARENAS PUMP UP THE VOLUME WITH DEEZER
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