アメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルスFC(LAFC)は、本拠地「バンク・オブ・カリフォルニア・スタジアム」でのマッチデータ意見向上を目指し、テクノロジー・ソリューションプロバイダーのラディウス・ネットワークス(Radius Networks)社とパートナーシップ契約を締結した。
今回の契約によりラディウス・ネットワークスがLAFCに提供するカスタマー・ロケーション・プラットフォーム(Customer Location Platform)には、独自のプラットフォームと位置情報に基づくスマートロケーターを駆使し、LAFCの公式アプリで飲食商品の注文・提供を可能にするテーブル・サービス(Table Service)機能も含まれる。
テーブル・サービスの利用により、LAFCのファンはスタジアム内のフードコート「ザ・フィールズLA(The Fields LA)」の空席を探す前に売店のカウンターや屋台、またはスマート端末上で希望の商品を注文してから空いているテーブルに座ることができる。その後、商品が自分のテーブルに届けられるという仕組みだ。
LAFCのIT担当バイスプレジデントのクリスチャン・ラウ氏は、ラディウス・ネットワークスのソリューションについて次のように話した。
「飲食商品を購入されるお客様は、長い行列に並んだり、商品番号が呼ばれるのを待ったりすることを望んでいません。クラブとしても、お客様には試合やスタジアム体験を楽しんで、リラックスしてもらいたいものです。
ラディウス・ネットワークスのプラットフォームによって、当スタジアムのお客様はお好きな方法で飲食商品を注文し、テーブルでリラックスしていればお食事が提供されるようになりました。LAFCが推進するモバイルサービス戦略を、スマート端末上の商品注文にも展開でき、お客様に今まで以上にフレキシブルでカスタマイズされたお食事体験を提供できたことを嬉しく思っています」
ラディウス・ネットワークスはLAFCファンのエンゲージメントを促進するために、スマートスタジアム・プロキシミティ・クラウドネットワーク(Smart Stadium Proximity Cloud Network)を開発し、同クラブの公式アプリと統合するなど、これまでにも協働してきた経緯がある。
スマート・スタジアム・プロキシミティ・クラウドネットワークは来場客を指定席に誘導したり、バンク・オブ・カリフォルニア・スタジアム内の要所への道案内、クラブショップの商品プロモーション、SNS利用の促進といった用途で活用されている。
ラディウス・ネットワークスのグローバル・パートナーシップ担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのジェフ・バスキン氏は、LAFCとのパートナシップ契約について次のように話した。
「弊社のカスタマー・ロケーション・プラットフォームとスマートスタジアム・プロキシミティ・クラウドネットワークが統合されたことで、LAFCはファン体験を大幅に向上することに成功しました。
弊社の技術は、顧客や従業員の方の体験向上、待ち時間の短縮、スループットの増加、スポーツやエンターテインメントの舞台となるホスピタリティ施設におけるイノベーション需要の提供など、パートナー企業が直面する課題の解決に役立つと考えております」
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元記事 - RADIUS NETWORKS LAUNCHES TECH PLATFORM AT LAFC STADIUM
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