レッドソックスがフェンウェイ・パークの改修計画を発表
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(画像:Eric Kilby)

アメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)のボストン・レッドソックスは、本拠地「フェンウェイ・パーク」の改修計画と、新たに球場の隣に建設する舞台芸術センターの詳細を発表した。

ボストン・グローブ紙によると、レッドソックスがボストン市の都市計画担当部署に宛てた趣意書の中では、同球場のブリーチャー席セクションの改修と球場全景を眺めることができる新たな多目的スペースの整備計画について言及されていた。

趣意書はレッドソックスを所有するフェンウェイ・スポーツ・グループ(Fenway Sports Group=FSG)が送付したもので、同球団のビジネス関係担当バイスプレジデントのジョナサン・ジリュラ氏が署名したもので、ジリュラ氏はブリーチャー席の改修について、趣意書の中で次のように述べている。

「今回提案している改修計画では、ブリーチャー席の後部に飲食販売スペースやトイレなど、ブリーチャー席利用客のファン体験向上に繋がる新施設を整備したいと考えています。

また、球場の改修計画には、フェンウェイ・パーク全景を眺めることが可能な団体客やプライベートイベント利用客用の多目的スペースの整備も含まれます。

新たに整備を予定している舞台芸術センターの「フェンウェイ・シアター」とフェンウェイ・パーク球場の両運営者が共用するロビー、売店、搬入口、ゴミ置き場や倉庫などの空間については、既存のスペースを改修する予定です」

レッドソックスのジネブ・カラン広報担当は、今回公表された計画内容が初期段階のものであることを強調しつつ、次のように話した。

「改修対象となっているブリーチャー席セクションは、球場が開場した1912年当時から存在しており、時代の流れの中で形状が変ってきた経緯があります。

現在のブリーチャー席セクションの形状は1934年に建てられたもので、当時は座席が(体育館やアリーナの可動席のような)長い木板のベンチ席でした。1983年に最後のベンチ席がイス席に代わり、ベンチ席の時代が終焉を迎えたわけです。なお、現在の緑色のプラスチック席は2007年に設置されたものになります」

フェンウェイ・パークの隣に整備予定のフェンウェイ・シアターについては、2018年9月にFSGがイベント興行大手のライブ・ネーション(Live Nation)とパートナーシップ契約を結んだ際に発表された。

球場のブリーチャー席セクションの背後で、ランズダウン・ストリートとイプスウィッチ・ストリートの角、一般的にトライアングル・ロットと呼ばれる場所が整備予定地となっている。フェンウェイ・シアターの正式なデザイン案や工期については現在作成中だが、収容人数は約5,000人になる予定だ。

前述のジリュラ氏は趣意書の中で、フェンウェイ・シアターについて次のように述べている。

「フェンウェイ・シアターでは一年を通じて様々なエンターテインメント興行や市民イベントが開催される予定で、フェンウェイ・パーク球場でのイベントの有無にかかわらず、ランズダウン・ストリートのエンターテインメント地区が賑やかになることでしょう。また、周辺のレストランや小売店に安定的に顧客が立ち寄ることも想定されています」

なお、ボストン市の都市計画・開発担当局はボストン・グローブ紙に対し、改修計画に関しては大々的な公開審査が2019年に実施されることになると伝えた。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - RED SOX REVEAL FENWAY PARK RENOVATION PLANS

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