サッカーのフランス・リーグアン(1部)のオランピック・ドゥ・マルセイユは、本拠地「オレンジ・ヴェロドローム」の事業運営契約に合意し、「歴史的な快挙」と発表した。
オレンジ・ヴェロドローム(正式名称「スタッド・ヴェロドローム」)は、2016年にEURO(UEFA欧州選手権)がフランスで開催された際の会場の一つとして、マルセイユ市と民間コンソーシアム「アレマ(Arema)」の官民連携(PPP)事業として改修された。
今回の契約は、事業収入の確保を含むスタジアムの運営権獲得を目指していたクラブとアレマの間で合意したもので、業務開始日は2019年1月1日。
現在はアレマがオレンジ・ヴェロドロームの運営全般を担っているが、新契約の締結により、同スタジアムの事業運営はマルセイユが担うことになる。
67,000席のオレンジ・ヴェロドロームはマルセイユ市が所有する施設で、マルセイユは毎年賃料として500万ユーロ(約6.3億円)を市に支払っている。
契約の詳しい内容は公表されていないが、マルセイユのジャック=アンリ・エイロー会長は、スタジアムの事業運営権の取得について次のように話した。
「オレンジ・ヴェロドロームの事業運営権を獲得できたことは、オランピック・ドゥ・マルセイユにとって歴史的な快挙です。
欧州最高峰の15クラブのほとんどがスタジアムを所有しているか、専属運営管理者です。そして、とうとうマルセイユもヴェロドロームの事業運営者になることができたのです。この素晴らしいスタジアムが、スポーツ界を代表するベニューとして認められるよう、クラブとしても全力を尽くします」
※金額はすべて2018年12月下旬で換算
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元記事 - MARSEILLE LAUDS VÉLODROME AGREEMENT
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