オーストラリアの13人制リーグ式ラグビー(NRL)のパラマタ・イールズは、シドニー西部に現在建設中で2019年4月に竣工予定のウェスタンシドニー・スタジアムを本拠地とすることについて、スタジアム側と基本合意に達したと発表した。同チームは2018年10月中旬に、スタジアム側より提示されたテナント契約を拒んでいた。
ウェスタンシドニー・スタジアム(30,000席)は、イールズの旧ホームであるパラマタ・スタジアムの敷地に建て替えられた新スタジアムで2019年4月に開場予定だ。パラマタ・スタジアムは2017年に解体されている。
イールズは新スタジアムの主要テナントとして同スタジアムを本拠地とすることが期待されていたが、スタジアム側から提示されたテナント契約案は、商業的にチームにとって不十分な内容であるとして、契約締結を拒否していた。
だが、ここにきてイールズのバーニー・ガーCEOは2019年のクラブの本拠地プランに関し、公式ウェブサイト上でクラブ会員向けに次の声明文を発表した。
「この度、パラマタ・イールズは、新たに完成するウェスタンシドニー・スタジアムでホームゲームを開催することに関し、スタジアム側と基本合意に達しました。この素晴らしいニュースを会員の皆様と共有でき、嬉しく思っています。
今回の合意は2019年より有効で、パラマタ・イールズも主要テナントとしてウェスタンシドニー・スタジアムを利用することになります。
スタジアムを運営するベニューズ・ライブ(VenuesLive)社と交渉を重ねた結果、クラブの役員会および経営陣は、すべての契約締結に必要なすべての課題がクリアされたことに満足しています。
今後は、ウェスタンシドニー・スタジアムと(イールズの運営母体の)パラマタ・リーグス・クラブが、クラブ会員、企業パートナー、そして地域コミュニティの関係者の皆様に、最高のゲームデー体験を提供できるよう注力していきたいと思います。
ウェスタンシドニー・スタジアムの杮落としは、2019年4月22日の2019年度NRLプレミアシップ第6節のウェスツ・タイガース戦となる予定です。合意に達し、ウェスタンシドニー・スタジアムを本拠地とできることを非常に嬉しく思っています。
新スタジアムは、弊クラブの会員および企業パートナーの皆様に、最高のゲームデー体験を提供するだけでなく、クラブの経営安定にも寄与してくれるため、(ユースなどの)各チームの強化への投資も視野に入れていきたいと思います」
ウェスタンシドニー・スタジアムはイールズ以外にも、サッカーのAリーグのウェスタンシドニー・ワンダラーズFCが主要テナントとして利用する。
また、15人ユニオン式ラグビー(日本で親しまれているラグビー)の南半球最高峰リーグ「スーパーラグビー」に所属するニューサウスウェールズ・ワラターズも、2019年は同スタジアムで3試合を開催することが決まっている他、イールズの杮落としの対戦相手であるNRLのウェスツ・タイガースも4試合をホーム興行として開催する。
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元記事 - EELS STRIKE DEAL TO PLAY AT WESTERN SYDNEY STADIUM
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