アメリカ、プロサッカーリーグ(MLS)のロサンゼルスFCは、本拠地「バンク・オブ・カリフォルニア・スタジアム」にNFC(近距離無線通信)技術を応用した非接触型チケット読み取りシステムを導入した。
同クラブのシーズンパス保有者はiPhoneまたはApple Watchの非接触型チケット機能を使うと、スタジアムに簡単に入場できる。
今回の導入は、LAFCがシートギーク(SeatGeek)およびプロントCX(Pronto CX)とパートナーシップを結んだことにより実現。同クラブのシーズンパス保有者は、Apple社の端末をチケットリーダーにかざすだけで自動的にチケットにアクセスできるようになった。
プロントCXは、携帯端末では初となるライブイベント用NFC技術を使ったスマートイベントプラットフォームで、イベントチケット、非接触型決済、ロイヤルティ会員プログラムなど、Apple WalletやGoogle Payを使ったタップ&ゴー体験の創出を専門とする企業だ。
チケットを印刷した紙チケットやPDF、QRコード、バーコードなどの電子チケットは今後も利用可能だが、LAFCのサポーターは今後、これらの方法で管理する必要はなくなる。また、一度入場方法を決定したら、選択した入場方法以外では入場できなくなる。
また、シーズンパスは一度Apple Walletに登録されると、シーズン中は自動的に更新される。
シートギークはLAFCのチケット販売(および再販)パートナーとしてサービスを提供している。同社の携帯プラットフォームにより、ファンは携帯端末でチケットを簡単に売買または移譲することができる。
LAFCは2018年からMLSに参戦したばかりで、収容人数22,000人のバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムが本拠地。なお、初年度となる今シーズンに発売された17,500枚のLAFCシーズンパスはすべて完売した。
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元記事 - LAFC TAPS INTO CONTACTLESS TICKETING
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