アメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)のコミッショナー、ロブ・マンフレッド氏は、建設計画が停滞しているオークランド・アスレチックスとタンパベイ・レイズの新スタジアムについて、両プロジェクト共に実現するだろう、と話した。
アスレチックスはオークランドのダウンタウンに新スタジアムを建設する計画を発表したものの、2017年12月に同計画が凍結されて以来、代替案を模索している状況だ。
2018年半ばになり、アスレチックスが現在の本拠地「オークランド・コロシアム」に隣接する土地を検討 していることが報じられた。この土地はハワード・ターミナルのウォーターフロントにある一等地だ。 マンフレッド氏は、ダウンタウンもウォーターフロントも立地として実現可能性が高く、MLBはアスレチックスの決断をサポートすると表明していた。
AP通信によると、マンフレッド氏は次のように話した。
「人類の冒険において、すべての選択が正しいことなどありません。私はハワード・ターミナルもコロシアムの場所も実現可能性が高いと思っています。
MLBは今後も、アスレチックスができるだけ早く新スタジアムの立地を決定し、資金調達方法などの経済合理性を確立できるよう後押ししていくつもりです」
また、タンパベイ・レイズは2018年7月に、8億9,200万米ドル(約1,010億円)をかけてタンパのイーボーシティ地区にドーム球場を建設する計画を公表した。
計画が実現すれば、収容のレイズの新ボールパークは収容人数30,842人の北米のMLB球場としては最小サイズとなるが、マンフレッド会長は次のように話し、計画を承認する方向であることを再度強調した。
「新ボールパークのデザインは革新的で、タンパベイ市場にぴったりだと感じました。経済効率も高いと思います」
また、同氏は両球団が資金調達計画を決定すべき段階に来ているとし、次のように話した。
「スタジアムというのは、地域の資産です。メジャーリーグのホームタウンを象徴するもので、民間や政府機関が参加したかたちの資金調達が相応しいものと考えています。
球団だけで資金調達する場合は、観客動員数やスポンサー収入の確保など、球団オーナーがスタジアム建設で生じる負債を完済するために必要な収益構造を球団側で確立することが不可欠となるでしょう」
※金額はすべて2018年11月初旬で換算
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元記事 - MLB CHIEF CONFIDENT OVER NEW BALLPARKS FOR A'S, RAYS
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