アメリカのアメフトプロリーグ(NFL)のボルチモア・レイブンズは、チケット販売大手のTicketmaster(チケットマスター)社とのパートナーシップ契約を更新し、2018-19年シーズンからチケット販売を完全デジタル化すると発表した。
今回更新された契約には、メリーランドにあるレイブンズの本拠地「M&Tバンク・スタジアム」で開催されるすべてのイベントが含まれ、また、チケットマスターは引き続きファンが(正式に認証された)チケットを売買・譲渡する際のチケット再販マーケットプレイスの役割も果たす。
チケットが完全デジタル化されることにより、レイブンズのファンは携帯端末でチケットを購入、デジタルウォレットにダウンロードし、カスタマイズされたイベント情報を受け取ることができるようになる。また、イベント当日は、モバイル化で円滑になったスタジアム入場を体験できる。
さらに2019年からは、よりシンプルで迅速な入場を可能にするモバイルチケットのタップ&ゴー技術がM&Tバンク・スタジアムで導入される。
ボルチモア・レイブンズのチケット販売&オペレーション担当シニア・ヴァイスプレジデントのベイカー・コッペルマン氏は、今回の契約更新について次のように話した。
「レイブンズは常にM&Tバンク・スタジアムでのファン体験の大幅な向上を目指しており、今回の新たな契約合意は、チケットマスターの最新テクノロジーとプラットフォームでレイブンズファンの皆様に新しく効率の良いチケット体験を提供するものです。
チケット販売のデジタル化により、ファンの皆様に新しい体験を提供することができ、新シーズンの開幕が待ちきれません」
チケットマスターは2017年秋に更新したNFLとのパートナーシップ契約で、オープンアーキテクチャの完全デジタル・チケット販売システムを提供する方向で契約内容を拡大した。
これにより、すべてのNFLスタジアムに「Ticketmaster Presence(チケットマスター・プレゼンス)」がインストールされ、NFLの試合だけでなく、ショーやコンサートなどのイベントでも使用されるようになる。
NFLの公式チケット再販マーケットプレイスである「NFL Ticket Exchange(NFLチケット・エクスチェンジ)」はチケットマスターのウェブ上のチケット販売・再販プラットフォームに移入され、引き続きチケットマスターによって運営される。
チケットマスター北米本社のグレッグ・エコノモウCCO(最高商業責任者)兼スポーツ事業本部長は、レイブンズとの契約更新について次のように話した。
「当社との長期にわたるパートナーシップ関係の中で、ボルチモア・レイブンズは常にファンの皆様に最高の体験を提供する努力をしてきており、今回のパートナーシップ契約更新もその例の一つとしてあげられるでしょう。
このチケット新世代において、レイブンズとM&Tバンク・スタジアムがチケットマスターの技術を使ってくれることを嬉しく思っています。また、レイブンズファンの皆様に円滑な入場体験を提供できることを楽しみにしています」
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元記事 - RAVENS TAKE FLIGHT TO FULLY MOBILE TICKETING
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