IdentoGOグリーンルームは今シーズン(2018-19年シーズン)中にオープンする予定で、高級な材質とチームカラーの赤が特徴的な24席限定のリクライニング観戦席では、飲食商品の注文も可能だ。49ersによると、グリーンルームの座席は「NFLでフィールドに最も距離が近い部類」とのことだ。
このエリアは選手トンネルに隣接し、これまではリーバイス･スタジアムで開催されるコンサートの楽屋として使用されていた場所に整備され、コールドプレイやテイラー・スウィフト、グレイトフル・デッドなど、同スタジアムで講演したアーティストたちのコンサートポスターや、「ゴールド･モーメント・アット・リーバイス･スタジアム･インフォーメイショナル(Gold Moments at Levi's Stadium Informational)」というウォールアートが展示される。
49ersのブレント･シューブ企業パートナーシップ担当ヴァイスプレジデントは、IdentoGOグリーンルームの開設について次のように話した。
「アイデミア(Idemia)社のIdentoGOビジネス部門はミュージック･シティ(ナッシュビル)を本拠地としており、また、このグリーンルームの場所にはリーバイス･スタジアムで開催された素晴らしいコンサートツアーの歴史が詰まっていることもあり、スポーツとエンターテインメント両方を開催する会場ならではの、高級ホスピタリティ体験を一緒に創り出したいと考えていました。
ビヨンセやU2など、リーバイス･スタジアムで公演した伝説的なアーティストたちに敬意を表し、IdentoGOグリーンルームには音楽をテーマにしたスタイリッシュな内装が施され、また、49ersの試合観戦用の仮設ボックス席では、まるで自宅のリビングルームにいながらサイドラインの目の前で観戦しているような臨場感を味わえることでしょう」
49ersはIdentoGOグリーンルームの利用チケットは「非常に限られている」としているが、南エンドゾーン側に設置される試合観戦用のボックス席については、反対側の北エンドゾーン側にも40席のリクライニング席で構成される同様のボックス席を設置するとしている。
北エンドゾーン側のボックス席を利用するチケット保有者は、高級F&B(飲食)メニューを含むマイケル･ミナ・テールゲート(試合前のパーティイベント)への参加権が付いた試合日のホスピタリティ・パッケージが提供される。
IdentoGOグリーンルームのゲストは、49ersの選手達が入退場する姿を選手トンネルで見ることができる利用者限定特典の他、同じトンネルを通って49ersが「リーバイス･スタジアムで最も快適な観戦席」と呼ぶボックス席に行くことができる。ボックス席は皮製のリクライニング席 が4席ずつ集まったかたちで構成されており、各席にビデオモニターが付いている。
アイデミアのシニア･バイスプレジデントのチャールズ・R・キャロル氏は、今回のパートナーシップについて、次のように話した。
「リーバイス･スタジアムのグリーンルーム、そしてフィールドの目の前のボックス席を利用する特別なお客様のための高級マッチデー体験をスポンサーすることができ、非常に嬉しく思っています。空港の保安検査場で提供されているTSA(米国運輸保安庁)のプリ✓(TSA Pre✓)のようなVIP体験をお届けすることができるでしょう。
ビジネスの手法やテクノロジー、イノベーションにおける洗練度が非常に高い49ersとリーバイス･スタジアムは、アイデミアにとって重要なパートナーです」
49ersは2017年に、IdentoGO バイ・アイデミア(IdentoGO by Idemia)と長期のパートナーシップ契約を結んでおり、アイデミアはリーバイス･スタジアムのセキュリティ運営事業ハブである「IdentoGOセキュリティ･センター・バイ・アイデミア(IdentoGO Security Center by Idemia)」の命名権を保有している。このパートナーシップは、IdentoGOによる認証･セキュリティサービスの推進と導入を目的としたものだ。
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元記事 - LEVI'S STADIUM TO OPEN PREMIUM HOSPITALITY SPACE
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