サッカーのイングランド･チャンピオンシップ(2部)のクイーンズ･パーク･レンジャーズは、Qレイルズ(QRails)社とテクノロジー･パートナーシップ契約を結び、本拠地「ロフタス・ロード」におけるマルチペイメント(多種類決済)ソリューション「QPRペイ(QPR Pay)」の導入を発表した。
今回の契約を受け、リアルタイム決済サービス、会場アクセス、ロイヤルティ・プログラムなどの新サービスを提供するQレイルズのソリューションがクラブ公式アプリに組み込まれた。
Qレイルズは統合処理およびプログラム管理サービスの提供を専門とする金融テクノロジー業者で、同社初のプロサッカークラブの顧客となるQPRと共に、サポーター向けマルチペイメント・リアルタイム･ソリューションの開発を目指す。
同社とクラブはモビリティ、利便性、ユーザー体験の向上を目指しており、 Qレイルズのマスターカード決済ソリューションを、ロフタス･ロードの入場システム、クラブの既存のロイヤルティ･プログラムである「QPRキャッシュ(QPRCash)」、Apple Pay、そしてGoogle Payに統合する。
QPRのコマーシャル･ディレクター、ユアン･イングリス氏は今回のパートナーシップについて、次のように話した。
「QPRのシーズンパスをお持ちのサポーターやクラブ会員のお客様は、マスターカードでクラブのチケット(シーズンパスや入場券)やグッズを購入する際にシーズンパス、会員カード、クラブ公式アプリを提示すると、QPRキャッシュを貯めることができるようになります。
Qレイルのリアルタイム決済ソリューションは非常に革新的な製品で、(今回の導入は)サッカー界におけるデジタル決済の仕組みとしては初めてのものです。サポーターの皆様にとってはとても使い易く、また、クラブやスポンサー企業様がサポーターの皆様と接する上でも、とても楽しみな新しい方法を提供してくれるものです」
Qレイルズのナシーア・ナシム最高経営責任者(CEO)は、QPRとのパートナーシップについて次のように語った。
「Qレイルズでは、スポーツクラブの既存のシステムと簡単に統合可能なAPIと親和性の高いプラットフォーム、そしてクラウドベースの決済処理という独自の組み合わせを提供しています。
QPRは顧客とのエンゲージメントにおいて、当社のテクノロジーがどのように有用か非常に早く理解してくれました。その意味でも、QPRが当社にとって初めてのプロサッカークラブのクライアントになってくれて嬉しく思います。今後、クラブが当社のプラットフォームをフル活用しながら、共に躍進できるよう力を合わせていきたいと思います」
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元記事 - QPR launches multi-pay solution
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