サッカーのフランス、リーグ・アン(1部)に所属するサッカークラブのモンペリエHSCは、同クラブのルイ・ニコラン元会長の名を冠した新スタジアムの建設計画を公表した。
この30,000席の新スタジアムの名称は「スタッド・ルイ・ニコラン」で、モンペリエ市内カンバセレス地区の再開発計画の一部として整備される。
スタジアムの総工費は1億5,000万ユーロ(約195億円※)と試算されており、起工時期はフランスで開催されるFIFA女子ワールドカップ開幕前となる2019年6月が予定されている。2022-23年シーズンの開場を目指す。
再開発計画全体のコストは2億ユーロ(約260億円)で、モンペリエを拠点とするハンドボールおよびバスケットボールのクラブの新たな本拠地も整備される。また、20,000m2の広さを持つスペースにはレストラン、小売店舗、宿泊施設などが新たに建設される。モンペリエHSCの親会社のニコラン・グループのオリヴィエ・ニコラン最高経営責任者(CEO)は、再開発区域にカジノを併設する申請を行なう予定だと明かした。
再開発計画全体の総工費の30%はモンペリエ市およびその広域自治体が捻出し、それ以外の残額はすべてニコラン・グループとクラブの支出対象となる。なお、2018年6月29日は、1974年以来クラブを所有してきた故ルイ・ニコラン氏の1周忌だった。
モンペリエ市のフィリップ・ソレル市長は、再開発計画は官民が共に資金を提供する「前例のない連携プロジェクトだ」と話した。
また、フランスインフォ電子版によると、モンペリエHSCのローラン・ニコラン会長は、計画について次のように話した。
「このような素晴らしいプロジェクトに参加、そして投資することができて光栄です。新スタジアムが完成すれば、クラブはリーグのトップ10に定着し、欧州カップ戦に参加できるようになるでしょう」
モンペリエHASは現在、収容人数32,900人のスタッド・ドゥ・ラ・モッソン(上部の写真)を本拠地としている。同スタジアムは1972年に開場し、1998年にフランスで開催されたFIFAワールドカップの会場として大幅に改修された。
※金額はすべて2018年10月中旬で換算
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元記事 - MONTPELLIER UNVEILS PLANS FOR NEW STADIUM
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