ニュージーランド・ハミルトン市のクロードランズ・アリーナは、チケット販売大手のチケテック(Ticketek)社とのパートナーシップ契約を通じ、同国初となる新型チケットスキャナーシステムを導入した。
新たに導入されたイントラQポータブル・ペデスタル・スキャナーは電池で駆動し、Wi-Fi接続を有するセルフサービス型のスキャナーだ。1Dおよび2D印刷されたチケットだけでなく、デジタルチケットも読み取ることができる。
同アリーナを運営するH3グループ(H3 Group)のデニーズ・マクレイ事業開発&マーケティング・マネージャーは、新スキャナーは「クロードランズ・アリーナにとって楽しみな技術導入だ」とした上で、次のように話した。
「H3グループでは、常に顧客のイベント体験を向上する方法を模索しています。今回、チケテックと協働してイントラQポータブル・ペデスタル・スキャナーをクロードランズ・アリーナに導入することができ、今後の事業展開が非常に楽しみになりました。
よく、第一印象が一番大事という言葉を耳にします。ですので、イベントに来場するお客様の会場到着時の体験が、可能なかぎり楽しく効率良いものであることが重要になると思っています。
モバイルチケットの利用がお客様に浸透していく中、デジタル・バーコードを簡単に読み取ることができる新スキャナーの利点は大きなものです。
また、新スキャナーは非常に使いやすいため、来場されるお客様がご自身で簡単にスキャンして入場でき、これまで、もぎりの作業に従事していたスタッフは、お客様へのご挨拶やサービスのお手伝いに専念することができるようになります」
新スキャナーは、6,000人収容の同アリーナで2018年6月末に開催された、ネットボールのANZプレミアシップのワイカト・ベイ・オブ・プレンティ(WBOP)マジック vs ノーザン・ミスティックス戦で初めて導入された。
なお、世界で初めてイントラQポータブル・ペデスタル・スキャナーを導入したのは、昨年2017年のオーストラリアのシドニー国際会議場だった。
チケテック・ニュージーランドのマネージング・ディレクター、トリーナ・タマティ氏は、イントラQポータブル・ペデスタル・スキャナーの導入は、「テクノロジーの力を使い、チケット販売業界を本気で改革していくという、チケテックの本気度を示すもの」だとし、次のように話した。
「チケテックでは、内部ネットワークやシステムを開放し、ベニューパートナーと共にテクノロジーの力で顧客のニーズを満たす戦略を持っています。
クロードランズ・アリーナにおける今回のスキャナー導入は、来場者のイベント体験に直接恩恵をもたらすもので、顧客にとっては、今まで以上にフレキシブルにチケットを購入・保存する方法ができたことになります。
チケテックは、現代のモバイル時代の顧客の皆様に、パーソナライズされた、知的なチケット購入体験を提供していきたいと思っています」
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元記事 - CLAUDELANDS ARENA ADDS TICKET SCANNERS
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