ヴェネツィアが大胆な新スタジアム計画を公表
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ヴェネツィアFCの新スタジアム案
ヴェネツィアFCの新スタジアム案 (画像:Venezia FC)

サッカーのイタリア・セリエB(2部)に所属するヴェネツィアFCとホームタウンのヴェネツィア市は、現在の本拠地に替わる18,000席の新スタジアムの計画を公表した。

※イタリアのプロサッカーリーグの2部リーグ

ヴェネツィアFCはアメリカ人実業家のジョー・タコピーナ氏の経営指揮の下、トップリーグであるセリエAを目指して奮闘している。現在は、1913年に開場し、長い歴史を誇るスタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォを本拠地としているが、同スタジアムは水の都のスタジアムだけあり、主なアクセス手段はボートとなる。

今回、クラブと市が公表した新スタジアムは、ヴェネツィアの西12kmに位置するクアドランテ・ディ・テッセラ地区に建設される予定で、1億8,500万ユーロ(約238億円)の総工費はすべて民間資金となる。また、将来的に25,000席まで拡張改修が可能な設計となる。

新スタジアムは、商業・娯楽施設を内包する大型ショッピングセンターに建てられる。クラブによると、新スタジアムは多目的施設として利用され、スタンドの1つは民間企業の利用を促す目的でプレミアムシートとスポンサーボックスだけを設置する。

ヴェネツィアFCのタコピーナ会長は、新スタジアム計画について次のように話した。

「この新たなスタジアムは多くの異なるものを象徴するものですが、何よりもヴェネツィアFCとクラブのサポーターの皆様のホームとなるものです。そして、このスタジアム計画はヴェネツィアFCだけでなく、イタリア・サッカー界全体にとって重要なものになります。

過去20年間にセリエAは大きな危機を迎え、世界4位または5位のリーグに凋落しました。その原因は、前衛的なスポーツ施設の欠如にあるといえます。(クラブの現在の本拠地の)スタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォは長い歴史を持ち、ロマンチックなイメージを連想させるスタジアムですが、老朽化が進み、アクセスも困難で、収容人数も不足しています。

セリエAが世界に認められるリーグに返り咲くには、チーム強化に再投資するだけの利益確保を可能とする現代的なスタジアムが必要不可欠です」

ヴェネツィアFCの現在の本拠地「スタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォ」
ヴェネツィアFCの現在の本拠地「スタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォ」 (画像:PuntoSportNews)

ヴェネツィア市のルイジ・ブルニャーロ市長も、次のように話した。

「今回私たちが発表するのはアイディアではなく、実現可能性の高いスタジアム計画です。原案作成に携わったすべての方々に御礼を申し上げたいです。民間資金で建設される新スタジアムは、ヴェネツィアのサッカー界だけでなく、市全体の誇りになるものです。ヴェネツィアが素晴らしいチームを結成できることを証明する、まさに再生の象徴となるスタジアムなのです」

各種の承認手続きが滞りなく進めば、新スタジアムの建設は2021年1月に起工し、開場は2023年8月になる予定だ。

※金額はすべて2018年9月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - VENEZIA REVEALS BOLD PLANS FOR NEW STADIUM

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