生体認証プラットフォーム大手のクリアー(Clear)社は、アメリカ・ワシントン州シアトルを本拠地とするアメフトNFLのシアトル・シーホークス、野球のメジャーリーグ(MLB)のシアトル・マリナーズ、そしてサッカーMLSのシアトル・サウンダーズFCとパートナーシップ契約を結んだ。
今回の契約により、シーホークスとサウンダーズが本拠地として使うセンチュリーリンク・フィールドとマリナーズの本拠地セーフコ・フィールドにクリアーのバイオメトリクス認証技術が導入され、スタジアムへの入場と内部の飲食販売スペースでの購買時に利用されることになった。
シーホークスはクリアーと最初に契約したNFLパートナーで、サウンダーズはMLSの4チーム目の契約フランチャイズとなった。今回の契約は、クリアーが2018年7月にMLBと締結した大型パートナーシップに続く快挙だ。MLBとのバイオメトリクス認証事業は2019年より、対象となる全ボールパークで本格的に展開される。
クリアーのケイリー・シードマン=ベッカー最高経営責任者(CEO)は、今回のパートナーシップについて、次のように話した。
「シアトル在住のクリアー会員の皆様は、シアトル最大のスポーツ&エンターテインメント施設で、ストレスなくスムーズにゲートから座席まで辿り着くことができるようになります。また、シアトルやタコマからの送迎サービスもお楽しみいただけます。
スポーツ観戦における飲食の購買体験の進化は、クリアーのプラットフォームの自然な発展であり、シーホークス、マリナーズ、サウンダーズとのパートナーシップにより、来場される皆様に新たな購買体験をお届けできることを楽しみにしています」
センチュリーリンク・フィールドのシニア・バイスプレジデントで、運営担当ジェネラル・マネージャーのデイビッド・ヤング氏も、次のように今回のパートナーシップを歓迎した。
「来場される皆様にとって、安全で素晴らしいファン体験を提供することは、スタジアムの運営にとって最も大事なことですので、クリアー社の革新技術を駆使したセキュリティレーンや、生体認証による支払いと年齢認証をセンチュリーリンク・フィールドに導入できることを嬉しく思います」
なお、センチュリーリンク・フィールドとセーフコ・フィールドで開催されるコンサートにおいても、入場と飲食販売でクリアーのバイオメトリクス認証が使用される。
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元記事 - CLEAR ADDS SEATTLE SPORTS TEAMS TO BIOMETRIC PORTFOLIO
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