サッカーのドイツ・ブンデスリーガ(1部)のボルシア・ドルトムントは、温室効果ガスの削減を目指し、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに電気自動車(EV)用の充電ステーションを設置した。
今回設置された充電ステーションは6基で、その内の5基を試合開催日に来場するサポーターが使用できる。残りの1基はクラブ用とする方針だ。
ドルトムントによると、充電ステーション設置の総工費は約51,000ユーロ(約644万円)で、約半分の24,110ユーロ(約304万円)がノルトライン=ヴェストファーレン州の補助金で賄われる。
また、クラブは練習場など、スタジアム以外の施設にも、新たに3基の充電ステーションを設置する予定だ。
ノルトライン=ヴェストファーレン州内のEV行政を管轄する、アルンスベルク行政管区のハンス=ヨーゼフ・フォーゲル長官は、充電ステーションの拡充について次のように話した。
「アルンスベルク行政管区内の充電ステーションのネットワークは、地方経済、行政、そしてEVの個人ユーザーが共に協力し合った時に最も拡充できるものです。だからこそ、アルンスベルク行政管区は全国規模の公共および民間充電ステーションの推進しているのです」
ドルトムントは2018年6月に、ジグナル・イドゥナ・パルクにおける返却式ドリンクカップ導入計画を発表したばかりで、この充電ステーション設置事業は、同クラブの環境問題に対する強い関心をさらに明確化したといえる。
収容人数81,000人のジグナル・イドゥナ・パルクは、FCバルセロナのカンプノウとレアル・マドリードCFのエスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウ(共にスペイン)に次ぐ、欧州第3位の収容人数を誇るサッカークラブ専用スタジアムだ。
※金額はすべて2018年8月中旬で換算
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元記事 - DORTMUND BACKS ELECTROMOBILITY WITH STADIUM CHARGING STATIONS
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