アメリカ、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のロサンゼルス・ドジャースは、レヴィ(Levy)社、E15グループ(E15 Group)、ミソ・ロボティックス(Miso Robotics)社と共に、本拠地ドジャー・スタジアムの厨房にロボット・アシスタントを試験導入する。クラブによると、史上初の試みだという。
ロボット・アシスタントは2018年8月から厨房スタッフに加わり、鶏のささみ料理の調理や提供を担う。時間がかかり、Repetitiveな作業をロボットが請け負うことで、販売ブースのスタッフが顧客への丁寧な対応に集中できる環境を作る狙いだ。
ロボット・アシスタントの維持管理、料理の盛り付け、そして顧客対応は人間のスタッフの役目だ。
2017年12月にドジャースとの長期パートナーシップ契約を延長したレヴィは現在、人工知能(AI)やロボットのアシスタントを導入するため、ミソ・ロボティックス社と戦略的パートナーシップを組んでいる。
ミソは2018年7月末に世界初の自動制御型キッチン用ロボット・アシスタント「フリッピー(Flippy)」を発表しており、両社はこれに続く実績を作りたい考えだ。
レヴィはミソ・ロボティックスのシリーズBラウンドにも参加しており、距離が近い。両者は今回、ロボット･アシスタントの能力拡張に向け、E15グループとドジャー･スタジアムのスタッフと密接に協働した。
ドジャースの最高財務責任者(CFO)であると同時に、球団を所有するグッゲンハイム・ベースボール・マネジメント社のマネージング･ディレクターでもあるタッカー･ケイン氏は、今回のプロジェクトについて次のように話した。
「レヴィとミソ・ロボティックスは、新技術とフードサービスの融合というユニークな分野で非常に想像性豊かな製品を開発しています。先進的な企業という意味ではドジャースも同じで、今回ロボット･アシスタントをドジャー･スタジアムの厨房に試験導入することができ、ありがたく思っています。
ファンの皆様に提供するお食事の品質とスピードの向上を実現する最新テクノロジーは大歓迎です」
ミソ・ロボティックスのデイビッド･ズィト最高経営責任者(CEO)は、今回のプロジェクトに対して次のように話した。
「当社が開発したフリッピーをレヴィのフードサービスチームのアシスタントとして参加させる今回のプロジェクトは、ミソ・ロボティックスのプラットフォームの能力の高さをお見せする素晴らしい機会になりました。
レヴィ、E15グループ、そしてドジャースは、このテクノロジーがスタジアム･スタッフの職場環境改善につながり、また、ファンのマッチデー体験も向上する、Win-Winのものであるというビジョンを共有していました。当社にとってはまさに最高のパートナーでした」
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元記事 - DODGER STADIUM SERVES UP INNOVATION WITH 'ROBO KITCHEN'
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